共感で繋がるSNS
GRAVITY

投稿

ことり

ことり

昔話し   吹雪の中で


桃ちゃん達は吹雪の中を歩いて行きました。
ヒューヒューと強い風が肌を突き刺す。
レオンが「凄い雪と風だなぁ。」と言います。
桃ちゃんは「本当に最悪だわ。かさ地蔵のお話しは吹雪がテーマなの?」と聞きました。
レオンは「いいや。本当は吹雪ではなくてしんしんと降る雪がテーマなんだ。これはバリアが原因ですね。」と言いました。
桃ちゃんは「そんな事より地蔵様は何処にいるのかしら。」と言いました。
レオンが「こんな吹雪では探すのも大変だなあそこに洞穴があるから少し休んで行こう。」と言いました。
洞穴に着くと1人の老人がいました。
桃ちゃんは「おじいさん?どうしたのですか?」と言うとおじいさんは「この吹雪で迷子になってしまいました。家にも帰れず困っています。この吹雪さえどうにかなれば。」と言います。
桃ちゃんは「おじいさん。地蔵様は何処にいますか?」と言うとおじいさんは「この道のもう少し先にありますよ。」と言いました。
桃ちゃんは「ありがとう。おじいさん。」と言い外に出て走りました。
だけど地蔵様は全て居なくなっていました。
「何でいないのよ!」と怒る桃ちゃんでしたがレオンが「おじいさんの優しさを受けていないのに動くとは…。探しましょう。桃さん。」と言いました。
桃ちゃんは「静かに!」と言います。
かなり離れていますが声が聞こえます。
レオンは「この声が地蔵様の声かも。」と言いました。
桃ちゃんは「行こう。」と言い走りました。
開けた場所に地蔵様が声を出して何かしています。
桃ちゃんは「何をしているの?」と言いました。
レオンは「一本の木に何かしてますね。」と言います。
桃ちゃんは「行こう!話しを聞きましょう。」と言い地蔵様の元へ歩いて行きました。
地蔵様は「この木を真っ二つに出来る方はいないのか?」と言っていました。
桃ちゃんは地蔵様の前に出て「私が出来ます!」と言いました。
地蔵様は「この方は…。」と言う地蔵様と「選ばれし娘…。」と言う地蔵様がいた。
地蔵様は少し下がり桃ちゃんを見守りました。
桃ちゃんは「みんなを助けるんだから!」と言い刀を振りました。
一直線に切りました。
木を半分に割れて倒れました。
桃ちゃんは刀をしまいました。
地蔵様達が「素晴らし!流石は選ばれし娘だ!」と言ってくれました。


また書きます😊
GRAVITY
GRAVITY31

コメント

まだコメントがありません
関連する投稿をみつける
ことり

ことり

昔話し 双子の姉妹喧嘩


桃ちゃんはかぐや姫の側へ行きました。
そして「あなたは月の都に帰る事が出来て良かったじゃない。私は桃から生まれて鬼を救って赤ずきんちゃんに出会ってオオカミにあの3匹を食べられて、レオンが助けてくれたけど…。
浦島太郎の所に行ったらでかい亀に出会って刀を手に入れて、選ばれし娘とか言われて、かさ地蔵様の所にも行って酷い吹雪で寒いし手足の感覚がなくなるし、お礼として水晶と小判をいただいて、花咲かじいさんの所では桜が沢山咲いてて綺麗だったし、一寸法師は超小さいのに超でかくなってて小槌壊したらまた超小さくなって私達と旅してくれて、舌切りすずめの所ではあなたが私を偽物呼ばわりするから牢屋に入れられたし……。でも私は…今が一番大好き!
あなたはこんな楽しい思いをした事がある?ないでしょう!私はあなたみたいに誰かの言いなりにはなりたくない!自分の事は自分で決めたいの!」と言いハアハア言っていました。
かぐや姫は「私だって…私だって…あなたが羨ましく思っていたわよ!どうして私ばかりこんな目に合うのっていつも思っていたわよ!私の気持ちなんて分かる訳ないじゃない!幾ら双子だとしても私達は全く生き方が違うのよ!私だって…自分でなんでも決めたかったよ。私は…
私は…ずっとずっとお姉ちゃんを探していたのよー!!!うわぁぁぁぁぁぁぁー!!!」と言い大声で泣き出してしまいました。
桃ちゃんは「そんな事だろうと思っていたけど…。私は最近になって双子だと知ったの!今頃お姉ちゃんだとか言われても分からないんだけど…。私もお父さんとお母さんの側にいたかったよ…。本当今頃だし…。」と言い下を向いてしまいました。
おじいさんは「そんな喧嘩などせんでも双子じゃから分かっておったんじゃろう?」と喧嘩の仲裁を始めた。
桃ちゃんは「もう少し話しをしたい…。」と言うとかぐや姫も「私話しをしたい。」と言いました。
やっと双子が1つになる時が来たとみんなが思いました。


また書きます!
GRAVITY
GRAVITY14
ことり

ことり

昔話し どうして巨大化したのか!?



桃ちゃん達がゆっくりと休んでいるとタロが何処からか走ってきました。
「桃さん。聞いて下さいよ!」と慌てた様子だった。
桃ちゃんは「何?どうしたの?」と聞きましたがまずはタロを落ち着かせました。
タロは「この方が一寸法師だそうです!」と言うから桃ちゃんは「ほらー!私が言った通りだったじゃない!」と言いました。
レオンは「うん。そうですね。選ばれし娘が成長しつつあるのですよ。」と言いました。
桃ちゃんは「やっぱりそうなのね。」と誇らしげに言いました。
タロは「あの。この方は縛られているのと小槌と言う物が自分をこの様にしたとおっしゃっております。」と言いました。
レオンは「小槌が巨大化するまで大きくなる設定だったのかな?そんな訳ないよな?」とタロに聞きました。
タロは「この方は小槌を破壊してと言っておりましたよ。何処にあるかは不明だそうですが…探しましょうよ。桃さん。」と悲しそうに言いました。
桃ちゃんは「でもその前にこいつの縛られている体を解いてあげないとだよ。」と言い一寸法師の体に近づきました。
凄く透明な線が幾つもありました。
桃ちゃんは試しに刀でその線を切ってみましたが何かに守られているようで切る事が出来ませんでした。
桃ちゃんは「この刀が効かないとは…。やっぱり小槌が先のようだね。」と言いました。
桃ちゃんはかさ地蔵様からいただいた水晶を使う事にしました。
毎日毎日磨けと言われていたからやっていたけどピカピカだわ。
この水晶を自分の心と通わせる為に磨く。
私の願いを初めて使う時が来た。



また書きます😆
GRAVITY
GRAVITY10
ことり

ことり

昔話し お地蔵様達からの贈り物


少し落ちてから桃ちゃん達は吹雪が収まるのを見て思いました。
(あんまり変わってない様な…?)と桃は思いました。
ただ強風が収まっただけで雪はぼそぼそと降り続けていました。
桃ちゃんはお地蔵様に「この雪はこれで大丈夫なの?」と聞きました。
お地蔵様は「この島ではこれが普通なのです。選ばれし娘よ。ありがとう!そなたに褒美としてこれを授けよう。」とボロボロの布に入った何かを貰いました。
だけど桃ちゃんは少し嫌そうな顔をしました。
お地蔵様達は嬉しそうに元いた場所へと帰って行きました。
桃ちゃんは「これ…。何が入っているのかな?開けて見てよ…。レオン」とボロボロの布をレオンに渡しました。
レオンは「桃さんがいただいた物では?」と言いましたが桃ちゃんは「開けるだけね!お願いします。」と言いました。
レオンは仕方なくボロボロの布を開けてみました。
中からは黄金に輝く小判が入っていました。
桃ちゃんとレオンは目が輝き出しました。
昔話しには付き物の小判を沢山貰ったから嬉しすぎて2人ではしゃいでしまいました。
桃ちゃんは急に我に返りました。
レオンと手を合わせていたからびっくりして押しのけてしまいました。
レオンは雪の中に尻もちをつきました。
「何をするのですか?」と言うと桃ちゃんは後ろを向いて「私と一緒に喜ぶなんて大人気ないわよ!」とぷんぷんして言いました。
レオンはそんな桃ちゃんを見て思いました。
(本当にこの娘は…恥ずかしがり屋さんだな…遠慮なんて要らないのにな。)と心の中で言いました。
桃ちゃんに直接言うとまた喧嘩してしまいそうだからでした。
何とかして船まで来るとみんなして疲れていました。
少し休んでから別の島に向かう事にしました!


また書きます!
GRAVITY
GRAVITY4
ことり

ことり

昔話し 桃とかぐやの話し合い


桃ちゃんとかぐや姫は船に乗り込むとレオンやおじいさんに謝りました。
「喧嘩してごめんなさい。」と言うと何故かおじいさんの顔色が悪い様に思った桃ちゃんとレオンは見逃しませんでした。
桃ちゃんは「かぐやはどうして双子だと知ったの?」と聞きました。
かぐや姫は「月の鍵が2つある事から父上から双子の話しを聞きました。」と言いました。
レオンは「でも1つだけだったのでは?」と聞くとかぐや姫は「月の都に侵入者が入り込んでもう1つの月の鍵を盗んで行った事も聞きました。」と言いました。
桃ちゃんとレオンは目で合図を交わしました。
桃ちゃんは「そうなのね。やっと分かったわ!ずっと気になっていたのよ。どうしておじいさんが月の鍵を持っているかを…。」と言いおじいさんの所へ行きました。
レオンも「月の都に侵入して月の鍵を盗んだのはおじいさんですよね?」と言いました。
おじいさんは「はて?何の事かの?」と白を切りました。
桃ちゃんは「私が桃から生まれて別々に物語を進めて来たからでしょう?私が何も知らなかったから教える為に私に月の鍵を渡した。そうでしょう?」と言いました。
レオンは「おじいさんは色々な島でおじいさんをしているとも言っていましたね。それを利用して桃さんを観察していたのでは?」と追い詰めます。
おじいさんは「やれやれ。お前さん達2人には敵いませんなぁ。そうじゃよ。月の鍵は桃さんとかぐや姫が持たないと意味がない。だから私が月の都から1つ盗んで桃さんが大きくなるのを待っていたんじゃよ。私の所へ来る様にな。月の鍵が2つ揃えばバグとバリアを直す事が出来る。月の都の言いなりなどもう懲り懲りじゃわい。」と言いました。
桃ちゃんとレオンの感が働いた瞬間だった。


また書きますね😊
GRAVITY
GRAVITY13
ことり

ことり

昔話し 偽物の選ばれし娘


桃ちゃん達が捕まってから数時間がたちましたが何も進展しませんでした。
桃ちゃんは「おい!ここから出せ!」と言いましたが近くにいた男は「お前が選ばれし娘の訳がない。すでに選ばれし娘はこの島に来ていてチュン子様のお話しを聞いている。」と凄い事を言いました。
桃ちゃんは「えっ!?」とだけ言いました。
レオンは「それはあり得ない。桃さんが選ばれし娘だ!その証拠に珊瑚の刀だってある。」と言い見せました。
ですが男は「フン。そんな物真似て造ればどうにでもなる。」と言い何処かへ行ってしまいました。
桃ちゃんは放心状態になりました。
レオンは桃ちゃんを元気づけようと「桃さん。しっかりして下さい。あなたは初めの島の住人です。他のまわって来た島の方々が桃さんをちゃんと受け入れたはずです。あの偽物をどうにかするのが先です。」と言いました。
桃ちゃんは「そうだね!今まで出会った方達が私は本物だと言ってくれる。私は偽物じゃないと言い切りたい!それじゃここから出ないとだね。」と言いました。
桃ちゃんは壁を刀で壊しました。
土煙が上がりましたがみんなで急いで逃げました。
変な音が辺りに響きました。
桃ちゃん達が逃げた事を知らせる音です。
桃ちゃん達は森の中へ入りました。
ずっと奥まで行きます。
足場が悪いけど走り回りました。
どれだけ走ったか分からないけど夜まで待つ事にしました。
「ここで夜になるまで待とう。」と言いました。
夜になり辺りを見るとすぐ近くに明かりが見えました。
そこへ行く事にしました。


また書きますね😊
GRAVITY
GRAVITY4
ことり

ことり

昔話し 一寸法師


桃ちゃん一行は次の島へと進みました。
レオンが「次の島は…。一寸法師の島です。」と言いました。
桃ちゃんは「一寸法師?確か…超ー小さくなかったっけ?」と言い少し笑いました。
レオンは「そうです。よく知っていますね。確か…おじいさんとおばあさんには子供がいなくて神様にお願いしたんだ。一寸程の小さな子供でもいいからと言ってね。そしたら本当に小さい子供が授かったんだ。小さいながらも都に働きに行きたいと言って針の刀とお椀の船に乗って行ったらお姫様に出会って用心棒をする事にしたんだ。そしたら鬼が来て一寸法師は鬼に食べられてしまうけど針の刀で鬼のお腹を攻撃するんだ。こうして鬼を退治して鬼が落として行った小槌をお姫様から一寸法師に向かって振るんだ。そうすると一寸法師はたちまちお姫様と同じ位に大きくなったと言うお話しだよ。」と長く話しをした。
桃ちゃんは「一寸法師がお姫様と同じ位になったなら結婚までしているかもね。」と笑顔で言いました。
レオンは「そうですね。幸せになるお話しではありますね。」と言いました。
桃ちゃんは「でもさぁ。ここまで来るとなんだか分かった様な気がするのは私だけかなぁ?」と言うとレオンは「何が分かったのですか?」と聞きました。
桃ちゃんは「んーとねー。一寸法師なんだからさぁ。ここまで来るとかなりでかくなっていたらどうする?」と言いました。
レオンは「それはないんじゃないかなぁ。」とと頭を横に傾げました。
桃ちゃんは「例えばの話しよ。でも行くまでは分からないよ。」とニタニタ笑いしながら言いました。
もう少しで島に着きます。
桃ちゃんは楽しくて仕方ありません。
早くつかないかなぁと思っていました。


また書きます!
GRAVITY
GRAVITY5
ことり

ことり

昔話し 花咲かじいさん


桃ちゃん一行は暖かな海で休息を取り次の島へと向かいました。
レオンは「えーと。次の島は…。あっはは。面白そうだな。次は花咲かじいさんの島だよ。」と言いながら笑っていました。
桃ちゃんは「花咲かじいさん!?魔法みたいな感じがするわね!」と言いました。
レオンは「魔法とは違うけど一匹の犬が関係しているお話しだよ。だけど正直じいさんとばあさんがいて欲深じいさんとばあさんがいるお話しだよ。」と言いました。
桃ちゃんは「じいさんとばあさんが2人ずつ出てくるの!?ややこしそうだね…。」と不安がりました。
レオンは「うん。でもどの島も何かとややこしい事が起きているからね。次の島はどうなっているのかな?」と言いました。
桃ちゃんは「犬が関わっていると言ったわね?タロが行ったらもっと騒ぎが大きくなる様な気がするのだけど…。」とタロを見て言いましたがタロは「私は桃さんから離れません。」と言いました。
レオンが「まぁね!見た目が違うと思うから大丈夫だとは思うけどね。」とタロを見て言いました。
でも一様大変な事になるといけませんからタロだけ変装をする事にしました。
かわいいフードを着て行く事にしました。
タロはそれが気に入ったようで嬉しそうに歩き出しました。
桃ちゃんもちょっとかわいいかも…と思いました。
海の上からでも桜の花のにおいが漂ってきました。
遠くの方でピンク色に染まった島が見えてきました。
桃ちゃんは「あれ!あそこじゃない?」と指指しました。
レオンは「これはこれは本当に凄い事になっているじゃないか。」と声がわくわくしている様子でした。


また書きます!
GRAVITY
GRAVITY6
ことり

ことり

昔話し 光る島へ


桃ちゃん達は海ガメと別れて光る島へと向かっていました。
レオンは「光る島なんて珍しいねぇ。」と言いましたが桃ちゃんは「そうね!」とだけ言いました。
光る島はこの島とは違い砂浜に光る筋があるだけだった。
レオンは「あのカメ騙したな。」と言いましたが桃ちゃんは光る筋を触ってみました。
すると桃ちゃんだけが光る筋の中へ吸い込まれてしまいました。
タロは「桃さん!」と言いましたが光る筋はタロを弾き飛ばしました。
レオンは「おい!大丈夫かぁ。」と言いましたがタロは「うるさい。桃さんが…あぁどうしよう。」とオロオロしていました。
その頃桃ちゃんは「海の中なのに息が出来る事に驚いていました。
「凄い。どうして…息が出来るの?」と不思議がっていると下の方で誰かが待っていました。
桃ちゃんはふわりと砂の上に降りました。
そこにいたのはとても綺麗な女の方でした。
桃ちゃんが「あなたは誰?」と聞くと女の方は「我は海ガメの妻です。」と言いました。
桃ちゃんはびっくりしました。
「カメなのに奥さんがいるの?!」と声を上げてしまいました。
カメの妻は「我はリュジュと申します。そなたは何と申す?」と言いました。
桃ちゃんは「私は桃と言います!」と声を強めに言いました。
リュジュは「そして桃は何故ここへ来た。」と言いました。
桃ちゃんは「海ガメに珊瑚で出来た刀を取りに行って来てと言われました。」と言うとリュジュは「あの方が…。そうですか。では桃が選ばれし娘なのですね。」と言いました。
桃ちゃんは「選ばれし娘?私が?」と言うとリュジュは「そうです。ここへは選ばれし娘しか入れる事が出来ないのです。」と言いました。
桃ちゃんは「選ばれし娘かぁ。何か凄い。」と言いました。


また書きます!
GRAVITY
GRAVITY6
ことり

ことり

昔話し 水晶の木


桃ちゃんは思いました。
お地蔵様から貰ったはいいけどどうやって使うのかと…。
不思議そうに眺めていると桃ちゃんの頭に声が聞こえて来ました。
「選ばれし娘よ…。その木は水晶で出来た木なのだ。迂闊には壊せん。我らもすぐ向かうから待っていてくれ。」と言いました。
桃ちゃんは「分かった。待ってます。」と言うとレオンが「?今誰かと話してましたか?」と聞いてきました。
桃ちゃんは「今ね!お地蔵様の声が私の頭に届いたの!」と言いました。
レオンは「それは凄い事ですね!流石は選ばれし娘だなぁ。」と軽く褒めました。
少し待っているとお地蔵様達がやって来ました。
今度は「我は地獄道菩薩と申します。選ばれし娘よ。そなたならばこの木を破壊出来るかもしれぬ。」と言うと6体はそれぞれの場所に着きました。
自分達の持っている水晶を掲げました。
修羅道菩薩が「選ばれし娘よ。我らと同じ様にするのだ。」と言いました。
桃ちゃんは先程貰った水晶を持って真ん中に行きました。
水晶を高く掲げました。
お地蔵様が「我は天道菩薩と申します。選ばれし娘よ。心で願うのです!そなたが今叶えたい願いを!」と言いました。
桃ちゃんは「私が今叶えたい願い…。それは!」と言い心の中で言いました。
(この水晶で出来た木を破壊して下さい!!)ってね。
そしたらお地蔵様達の水晶と桃ちゃんが持っている水晶が光出して一つになり水晶の木に光が注がれていきました。
ピシピシっと音がしてパーンと砕け散りました。
キラキラと輝く水晶の欠片を桃ちゃんは綺麗だなぁと思いました。


また書きます!
GRAVITY
GRAVITY5
ことり

ことり

昔話し 欲深じいさんの家来たち


桃ちゃんはそーっと中に入りました。
1人の人を捕まえて話しを聞きました。
「ちょっと!ここで何をしているの?」と声を小さくして言いました。
男の人は「あなたは誰ですか?」と言います。
桃ちゃんは「私は桃です。選ばれし娘よ!」と言うと男の人は「あなたがそうなのですね!やった!やっと解放される!」と喜びました。
桃ちゃんは「解放ですって?」と言うと男の人は「はい!我々は大昔から代々受け継がれながらここで働いてきました。皆が口々に言っていました。選ばれし娘が来るまで頑張ろうと…。
だけどあなた様が選ばれし娘だと言うならばこの先にあるポチの石像を叩き壊して下さい。そうすれば我々は解放されるのです。」と言いました。
桃ちゃんは「分かったわ。私があなた達を解放させてあげる!」と言いました。
男の人は「ありがとうございます!!!」と言って他の人達にも知らせに行きました。
桃ちゃんは「ポチの石像ですって。」と言い奥へ歩き出しました。
薄暗い中沢山の人達が働いています。
その横を桃ちゃんは歩いて行きます。
確かにありました!
真っ白ポチの石像です。
子犬達は「これです!これを壊して下さい。」と言いました。
桃ちゃんは何も躊躇わずに刀で1振りしました!
珊瑚の刀はまるで柔らかな物を切るかの様にスパっと簡単に真っ二つになりました。
村人達は声を上げて喜びました。
みんなで外に出てみました。
子犬達はあの大きなお屋敷に戻りました。
永遠に出ていた灰の渦は消えてなくなっていました。
みんなが桃ちゃんに心からお礼を言いました。
正直じいさんとばあさんはあの灰が消えた事を聞き驚きましたが桃ちゃんを見て涙しました。
「ありがとうございます!ありがとうございます。お陰でみんなが助かりました。」と喜びました。


また書きます!
GRAVITY
GRAVITY6
もっとみる
関連検索ワード

昔話し   吹雪の中で