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クワガタ1975
◆ミュージック・ライフ
私が小学生の頃兄が買っていた時期もあるのですが、中高生の頃にも「ミュージック・ライフ」という洋楽雑誌をたまに立ち読みしていました。
80年代中頃はややミーハーノリといいますか、アイドル的なアーティストを大きめに扱ったり、アイドル的な追い方をする記事が多かったように思いますが、90年頃になるとハードロックやヘヴィメタルの専門誌の色彩が強くなっていました。
良く言えば純粋なアーティスト愛に溢れていて、悪く言えば批評精神に欠ける部分がある(個人の感想です)ような雑誌でした。
そんな中どういうわけか、失踪前のリッチーの切れ味鋭い批評コーナーがあり、ミスマッチな雰囲気にちょっとワクワク??した覚えがあります。
編集がインタビューするような形式なのですが、リッチーの歯に衣着せぬ物言いに、タジタジになっているような雰囲気もあったように思います。
◆ハノイ・ロックス(エルサレムスリム)評
当時私の一番好きだったバンド、ハノイ・ロックスは解散しており(解散後にファンになった)、ボーカリストだったマイケル・モンローは「エルサレム・スリム」という産業ロック寄りともメタル寄りとも言われるようなバンドを組んでいました。
エルサレム・スリムは結局まともに活動する前に空中分解してしまうのですが、それはさておき。
リッチーはハノイ・ロックスのファンでもあったのですが、このエルサレム・スリムの作品については否定的な見解でした。
一字一句覚えているわけでは無いのですが、概ね次のような内容でした。
「油絵の具をベタベタに塗りたくったキャンバスでは、繊細な水彩画の表現はできないんだ」
ハノイ・ロックスのファンで、エルサレム・スリムも聴いたことのある人ほぼ全員が、言っていることの意味を完全に理解できると思います。
ある層の人間の抱く感覚を完全に代弁した完全な比喩で、その切れ味に驚かされました。
#マニックストリートプリーチャーズ #manicstreetpreachers #ハノイロックス #hanoirocks
If You Tolerate This Your Children Will Be Next - Remastered
コメント
関連検索ワード
つき
こんばんは[月] ⬇️日本の地名が入ったタイトルの曲が一つ以上あり、TSUNAMIも!日本に思いをよせてくれている感じがして何だか嬉しいですね。 長年好きなバンドがいるって素敵ですね😊
きずあり
確かロッキンFという雑誌を高校耳朶の一時、たまに買ってました アーティストとファンの為の音楽市場を盛り上げながら収益を出すものなので、批判精神の欠如は仕方ないものなのかと[にこやか]