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私は自らのことを
弱者だと思っている

人はいろいろと
言うかもしれないが
人生を振り返っても
やはり私は弱者だ

プロ野球の世界で
選手として 監督として
実績を残すことができた

だがこれは
私が強いからではない

弱者だからこそ
最後に勝ったのである


私が生まれ育った実家は
想像を絶する貧困家庭

兄弟2人を体の弱い母親が
女手ひとつで育ててくれた
戦後直後で
もともと食料もない時代

どうすれば
貧困から抜け出せるのか
子供の頃は
そればかり考えていた

野球を極めればプロになり
貧困から脱却できると
中高では野球部に入って
とにかく必死に打ち込んだ

そんな経験をしていると
やっぱり何をしていても
良く言えば謙虚
悪く言えば卑屈になる

運良くテスト生でプロに入り
成功できるなんて
夢にも思わなかったし
田舎者の自分が監督になれる
とも思わなかった

貧乏性が体に染みついて
自分が強いなんて
とてもじゃないけど思えない

でも結果としてそれが
良かったのかもしれない

自分は強いと勘違いしたら
そこで努力をしなくなるし
成長は止まってしまう

頭を使って工夫しようと
することもなくなるだろう

貧乏性がゆえにいつも
謙虚に努力して
工夫をすることができた

弱者は最後に勝つ
もっと正確に言えば
謙虚さを忘れず努力し
続ける人が最後に勝つ

それは今の若い人たちにも
忘れてほしくないことだ

#野村克也
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