共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

夏実

夏実

#映画 #Gravity映画部 #火の鳥
#手塚治虫 #Youtube
1986年公開『火の鳥 鳳凰編』
手塚治虫の『火の鳥』の中でも人気の高い
鳳凰編を約1時間にまとめたOVA。

奈良時代、彫物師の茜丸は火の鳥を彫るべく
姿形の情報を求めて筑紫国へ旅していた。
しかし道中、左腕が欠損している我王と会い
着物を奪われ右腕を斬られてしまう。
我王は多くの人を殺し物を奪い生きている
悪党だったのだ。我王はその後も殺し、奪い、
美女の氷魚を無理矢理愛人にするが、ある時
ふとしたことで氷魚を疑い殺してしまう。
そのとき氷魚の正体が明らかとなり…。

原作は善人だった茜丸が権力に振り回され
名誉を追求するようになってしまうことと、
悪党だった我王が真心に触れ芸術を通して
人を救うことを覚えていくコントラストが
印象的な傑作である。

しかし映画ではこの2つの過程がどちらも
描かれておらず、茜丸はいつの間にか大仏の
建立に血眼になっているし、我王に至っては
彫物をしている描写すら唐突である。

壮大なストーリーを1時間で描くのは至難と
思うものの、物語の肝である2人の、せめて
我王が彫物を始めるきっかけだけでも
描いて欲しかった。思うに、2人両方ともに
焦点を当てたためどっちつかずになったので
いっそ我王を主人公として、茜丸は久々に
顔を見たらすっかり変貌していた…という
流れでもよかったのかもしれない。

一方で、アニメーションとしては素晴らしく
特に火の鳥が火事の中で踊るシーンなどは
圧巻の美しさ。80年代アニメの持つパワーは
ここでも存在感がある。個人的には火の鳥の
声はやはり竹下景子さんがいいと思うが、
これはまぁどうでもいい(笑)。

キャラデザが原作とかなり違うことが物議を
醸したそうだが、その点は個人的にはあまり
気にならなかった。手塚ワールドを損なう
レベルではなかったと思う。吉備真備の顔は
もう少しペチャンコの方が可愛いけれども。
GRAVITY2
GRAVITY26

コメント

久遠

久遠

1 GRAVITY

詳しいのですね! なんか懐かしいな。

返信
夏実
夏実
火の鳥は原作漫画大好きなんです! 最近、80年代のアニメよく見てます[ほほえむ]
1 GRAVITY
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

#映画 #Gravity映画部 #火の鳥