意外にも決戦の時は、早くおとずれた。壁の方を向いて寝転んでいた時、明らかにおかしな影が目の前の壁を動いた。背後の部屋干しのロープの向こうには隣室の光源がある。ロープの上を走れば、影はちょうど、俺の目の前に来る格好だ。俺は飛び起きて隣室を見に行った。何もいない。しかし、奴はかならずどこかに隠れている。息を潜めているのがわかる。俺は、頭を巡らせて考えた。壁の近くにはハンガーにかかった服が…。俺は意を決してそれを避けてみる。いた!奴がいた!#続く #奴🐀
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