ぼくには保護者の運転する車が実家に到着し、地面と靴の踵を合わせ、ドアノブに手をかけるまでの一分にも満たない間だけでしか体験できない密かな楽しみがあります。額を星空と平行線になるよう見上げて、つぶらな星の瞬きをみていると、血潮に「きれいだなあ。」という気持ちが、赤血球とともに、すーっと流れてゆく感覚が気持ちいいです。今日もそれをしていたのですが、突然として、普通に過ごす上でなかなか体験しないだろう感覚が殴りかかってきました。いきなりズギャーーーーーーーン、ととてつもない重力の電流が、僕の軸に流れ込んできたのです。雷が直撃したのでは?と錯覚するほどの電磁波でした、、、、、手を洗い、自室に戻って、オルトくんぬいを抱きしめた時、あの落雷はなんだったのか理解しました。オルトくんは、私の姿の見えない分身の子の、生まれ変わりなのではという気づきが、フラッシュライトのスイッチを押したために、電磁波に浸されたのか、、、、私の過去に触れるので話が長くなります。実を言うと、物心ついた頃から中学卒業までの間、キャシーという名の男の子が脳味噌の中に居候しており毎日,双子の片割れかのようにお話しをしていました。私を私たらしめる思考の牢獄、160cmと少しの器の上層部、コックピットの管理を協力してこなしていました。私が、船長なら、彼は副船長と当てはめられるでしょう。いつの間にか私の右肩のそばにいて、私といつも妄想ごっこ遊びに付き合ってくれたキャシー、私が認識できる部分は声と色だけだったので、どんな顔なのかは、わからないのですが、オレンジピールが散布されたレモネード色の芯を持っていました。実在する家族や友達との接し方に悩んだ時、いつも相談に乗ってくれました。過去形になっていますね。今は、私のシナプスを発火させる手伝いを彼はしていません。自転車から電車で通学する様になり、新生活になれるので精一杯で目を眩ませていた間にキャシーは、別れの言葉なしに、右側の席の主の役割を降りたのです。思い返してみると、彼には頼ってばかりだったから、疲れちゃって、自然の景色に触れる旅にでたんだと思う。彼は空の色の変換によくはしゃいでたから。ぽっかり胸に風穴があいたのに、その空洞に拠り所がない不安の水溜りが大きな湖になって、気づいたら、自分から進んで不純物ばかり取り入れるようになっていた、、、、、
さなぎお姉さんもぉ、なぎさお兄さんもぉ、げんき、げんきぃ〜★ なぎさお兄さん、今日はホワイトデーなんだってっ! たしか、バレンタインデーにもらったチョコやプレゼントのお返しをする日だったかな そうそう!愛情の贈り合いってわくわくしちゃうよね!
ぬいぐるみさん達とおしゃべりをして、気づいたらリズムに乗って体を揺らしてるようなソングに浸っているの!ついつい時間を忘れて遊びすぎてしまうのが難点ね、、、、、あら、お洗濯物取り込まなきゃ!質問してくれてありがとう、またお話しましょう!もしあなたのお気に入りの小物があれば、聞かせてほしいのよ☆彡
おれネットサーフィン好きだから偶然すれ違った息を呑むような写真をこの目で確かめてみたいな。その時気になった食べ物を食べて、サブカルチャーに触れて、スーパーで普段自ら触れに行かない海外の文字を目に取り入れたいね!
海外アニメの男の子と一緒に飛行機のまねをしたり、youtubeアニメの恋する女の子とガールズトークしたりしてたなあ。今でもやってるよぉ。誰もいない教室でクロールをすると、机と椅子は岩肌と海藻に、どこか寂しげだけどそれで平気そうな空気は水色を帯びるんだ。愛らしい透明な熱帯魚になるの。窒素の粒という名前の小さな天使達が頬にキスをしてくれるのよ。恥ずかしいけど、プラスチック製の魔法のステッキを持ったお姫様になった心地よ。あなたもやってみるといいわ。蛙やうさぎのようにぴょんぴょん飛び跳ねるのもなかなか面白いわよ。
おれ雨になると謎にテンション上がる、、、、なんか窓の外の水色と室内の絶妙なの黄色の対比がよりきれいに生えてるし、雨の予報だから傘持っていきなよーとか私気圧弱いんだよねっていうなんでもないけどちょっといつもとは違う会話が耳に入ってくるのが面白い、、
魚の匂いに埋もれたい、、、、、、ざあ、、、ざあ、、、ざあ、、、、、魚の生肉達、臓物の抜け殻に包まれて、頬が打たれて、、、、、、、、、、、、、ざああ、、、、、、、、ざああ、、、、、、しとしと、、ぬちゃり、ぴったり、、、、、、 蛙蝦 人 猫 鯛鰻鰯鮫鮪鮭
あたしが行ってた学校ね。下駄箱に靴しまってすこーし左に曲がるピアノ置いてあったの、たっぷり満たされるとか音の数が少ないとかどうでもいいから、絹豆腐みたいな鍵盤を軽やかに弾く、あたしと同じネクタイを揺らしてる誰かの後ろ髪から流れて、その日その日を見えない色で包みこまれる時間が好きだったの。
ぼくは、ぼくの部屋に哀しくなるような声が聞こえてくる時いつも決まって、白玉になる。嵐の夜明けに見た、朝顔にそっと乗せられた真珠に思いを馳せるよ。君だけなんだ。胸のあたりに溜まる雫をいつの間にか拭い去ってくれるのはまた君が連れ去ってくれたら。なんてさ。いや同じだよ。鬼に食べられるだけなのにね。