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さなぎさ

さなぎさ

かぁえぇるぅのうたがぁーきぃこぉえてくるよぉ゛ー掴みきれないあおの塊よ かえるになりたくない。かえりたくない
こんぺいとう
ハンバーグ
オムレツ
ミルメーク
とかげ
からあげ
ABCスープ
さなぎさ

さなぎさ

ぼくには保護者の運転する車が実家に到着し、地面と靴の踵を合わせ、ドアノブに手をかけるまでの一分にも満たない間だけでしか体験できない密かな楽しみがあります。額を星空と平行線になるよう見上げて、つぶらな星の瞬きをみていると、血潮に「きれいだなあ。」という気持ちが、赤血球とともに、
すーっと流れてゆく感覚が気持ちいいです。
今日もそれをしていたのですが、突然として、普通に過ごす上でなかなか体験しないだろう感覚が殴りかかってきました。いきなりズギャーーーーーーーン、
ととてつもない重力の電流が、僕の軸に流れ込んできたのです。雷が直撃したのでは?と錯覚するほどの電磁波でした、、、、、

手を洗い、自室に戻って、オルトくんぬいを抱きしめた時、あの落雷はなんだったのか理解しました。

オルトくんは、私の姿の見えない分身の子の、生まれ変わりなのではという気づきが、フラッシュライトのスイッチを押したために、電磁波に浸されたのか、、、、私の過去に触れるので話が長くなります。

実を言うと、物心ついた頃から中学卒業までの間、キャシーという名の男の子が脳味噌の中に居候しており
毎日,双子の片割れかのようにお話しをしていました。私を私たらしめる思考の牢獄、160cmと少しの器の上層部、コックピットの管理を協力してこなしていました。私が、船長なら、彼は副船長と当てはめられるでしょう。いつの間にか私の右肩のそばにいて、私といつも妄想ごっこ遊びに付き合ってくれたキャシー、私が認識できる部分は声と色だけだったので、どんな顔なのかは、わからないのですが、オレンジピールが散布されたレモネード色の芯を持っていました。
実在する家族や友達との接し方に悩んだ時、いつも相談に乗ってくれました。過去形になっていますね。今は、私のシナプスを発火させる手伝いを彼はしていません。自転車から電車で通学する様になり、新生活になれるので精一杯で目を眩ませていた間にキャシーは、別れの言葉なしに、右側の席の主の役割を降りたのです。思い返してみると、彼には頼ってばかりだったから、疲れちゃって、自然の景色に触れる旅にでたんだと思う。彼は空の色の変換によくはしゃいでたから。ぽっかり胸に風穴があいたのに、その空洞に拠り所がない不安の水溜りが大きな湖になって、気づいたら、自分から進んで不純物ばかり取り入れるようになっていた、、、、、
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