長く闘病中の友人が車に乗って現れ、軽快にホーンをパパッと2回鳴らし「じゃ、行くからな」と言って微笑んだ。俺は...「今、お前に直ぐに会える場所に居ないから、ほんの少しだけでいいから待っていてくれないか?」と問い掛けた。友人は左手を軽く上げ微笑みながら軽く頷きアクセルをふかし去って行った。友人の親族からの連絡が有り、あいつが危篤状態と聞いたその日の夜の夢。あいつが1週間だけ待っていてくれたおかげで、最後に顔を見ることができた。友達想いの良い友人だった。この夢は生涯忘れない