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いろんなところに出没して、人の悩みを聞いたり、その人の立場に立っての解決策を何パターンか一緒に考えるのが好きです 自分も悩みが多いです  どんなに自信がありそうな人も そうでもないし ほとんどの人が人見知りで ほとんどの人が 簡単には解決しない悩みを抱えていたりします 誰かに話すだけでも気が楽になることもあります 必要な時いつでも話しましょう 東京の50代前半既婚者です 子供もいます
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卒業の歌
秦基博『ひまわりの約束』
映画「STAND BY ME ドラえもん」主題歌

これもまた卒業の歌
映画「STAND BY ME ドラえもん」
は3DCGアニメで製作され、原作の中から
「未来の国からはるばると」
「たまごの中のしずちゃん」
「しずちゃんさようなら」
「雪山のロマンス」
「のび太の結婚前夜」
「さようならドラえもん」
「帰ってきたドラえもん」
の7つの話を組み合わせて作られている

22世紀の子孫セワシが
不遇なのは祖先ののび太のせいだと
ドラえもんを過去につれてくるところから始まるのは有名な話

ジャイアンの妹ジャイ子と結婚し
不幸になる未来を見せられるも
ドラえもんの支援により成長
しずかちゃんと結婚する未来に変わる

それは決してドラえもんの力だけではないことをこれらのストーリーは示している

そして
ドラえもんが未来に帰る日が来る
のび太はショックを受けるが
パパとママに諭され
ドラえもんに頼らずとも
しっかりするのだと心に誓う

のび太は
いつものようにジャイアンにやられるが

「ぼくだけの力で、きみに勝たないと
ドラえもんが安心して帰れないんだ」

やられてもやられても
ボロボロになりながらも
ジャイアンにしがみつき
決して諦めずに食い下がり続ける

ジャイアンは降参して退散

のび太はドラえもんにつたえる
「みたろ、ぼく、勝ったよ
これで安心して未来に帰れるだろ」

夜通し
涙を流してのび太を見守るドラえもん

朝が来るとその姿は消えていた

これもまた、ひとつの卒業

そして後日

エイプリルフールの日
ジャイアンやスネ夫に騙されるのび太

「ドラえもんが帰ってきた」
と嘘をつかれたことに
ぬかよろこびしたのび太は
嘘だとわかると烈火のごとく怒り
ドラえもんが
どうしても我慢できない時に開けるように言い残した箱を開ける

中には「ウソ800(エイトオーオー)」という飲み薬が入っていた
これを飲むとしゃべったことが全てウソになる

ジャイアンとスネ夫の前で
「今日はいい天気だ」と雨を降らせ
「君は犬に噛まれない」と犬に襲わせる

こうしてふたりに復讐を果たしたのび太は
一人寂しく家に帰る
「ドラえもんがいるわけない」
とつぶやきながら部屋の戸を開けると
ドラえもんがいる
薬の効き目で再会を果たすのだった
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ひまわりの約束

秦 基博

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卒業の歌
海援隊『贈る言葉』
ドラマ「3年B組金八先生」主題歌

武田鉄矢主演の学園ドラマはあまりに有名
そのファーストシーズンの主題歌がこの歌

金曜日の8時放送ゆえ「金八」
「太陽にほえろ!」とアントニオ猪木の新日本プロレス中継を相手に高視聴率を記録

生徒役は田原俊彦、野村義男、近藤真彦らジャニーズ事務所のたのきんトリオ
女子生徒は今や政治家の三原じゅん子

高視聴率の原動力は
生徒同士
杉田かおるが鶴見辰吾の子を身籠り出産するという「15の母」

当時は絵空事だと思ったが、高1の時に僕の中学校の同級生女子が妊娠出産したという話を聞いて驚いた
小学1年生から知っていた子だけに信じられなかったが、大人になってみたら高校生で出産したという友人は意外にたくさんいた


翌年、セカンドシーズンが放映
渋谷タケノコ族出身沖田浩之
ジャニーズひかる一平
川上麻衣子、伊藤つかさらが出演

話題をさらったのは無名の俳優直江喜一

直江は、荒谷二中の元番長で桜中学に転校してくる「加藤」役

あまりに敏感で暴力的だが
その実
正義感のある元不良役を好演

加藤は
「腐ったミカンをひとつ放り込むと全てのミカンが腐る」
として荒谷二中から転校させられた

桜中では金八ら教師や同級生とぶつかるも
更生していき就職も決まる

しかし卒業間近
荒谷二中の仲間が
教師の過去の行き過ぎた体罰や
加藤を追放するなどの
間違った教育への報復として
卒業式ボイコット計画を相談してきた

加藤はボイコットをやめさせ
無関係な生徒が巻き込まれないよう
自ら荒谷二中に乗り込み
校長らを放送室に監禁して謝罪を要求

謝罪は勝ち取るも
騒ぎを聞いて駆けつけた金八や加藤の母親の目の前で警察が介入し逮捕連行されてしまう

このとき
中島みゆき『世情』をBGMに
加藤らがスローモーションで逮捕連行される様子は話題を呼んだ
今でも「金八」といえば「加藤」を思い出す人は多いだろう

加藤は放免され
桜中学は無事卒業式を実施
加藤は卒業生代表として
「俺は腐ったミカンじゃない
そう教えてくれたのは先生やお前らだ
この学校には体ごとぶつかっていけば受け止めてくれる先生がいる
こんな学校はなかなかない
俺は桜中学を誇りに思う」
と答辞を述べて感動を呼んだ

セカンドシーズン主題歌は『人として』
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贈る言葉

海援隊

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卒業の歌
サイモン&ガーファンクル
『サウンド・オブ・サイレンス』

映画「卒業」主題歌

若きダスティン・ホフマン主演
1967年の大ヒット映画『卒業』とは
何からの卒業なのか

主人公のベンジャミンは
実業界の有力者である父を持ち
かつ有名大学の文武両道のエリート
卒業を控え将来を嘱望されているが
何をしたらよいか不安でいる

その卒業記念パーティーで
父の親友の妻であるミセス・ロビンソンから執拗に迫られる
一度は断るが、恋愛経験が乏しいコンプレックスに苛まれついに関係を持ってしまう

ミセス・ロビンソンとの秘めた逢瀬を重ね
次第に罪悪感に苛まれ生気を失っていくベンジャミン

事情が分からず心配になった両親は
夏休みに帰郷している幼なじみのエレインとのデートを設定する

このエレインこそ、ミセス・ロビンソンの愛する一人娘

ベンジャミンはエレインに嫌われようと素っ気ない態度
かねてからベンジャミンを慕っていたエレインは健気に理由をただす
ベンジャミンは、とある既婚女性と関係を持ってしまった悩みを告白するがエレインはそれを受け入れ、ふたりは恋に落ちた

ミセス・ロビンソンは娘から手を引くように迫るもエレインと鉢合わせ
すべてを知ったエレインは絶望し
大学のあるバークレーに戻ってしまう

ベンジャミンはエレインを追ってバークレーに住み着き、なんとかよりを戻すことに成功

しかし今度はミセス・ロビンソンの夫でありエレインの父親であるロビンソン氏にも関係が露見
今まで目をかけてやった恩を忘れて妻を無理やり襲い娘を奪った男と見做されて逆鱗に触れ
バークレーのアパートからも追放されてしまう

ロビンソン夫妻はエレインと医学生との結婚話を強引に進める

諦めないベンジャミンはなけなしの金で結婚指輪を買い再びバークレーに戻るが、エレインは退学をしており結婚式が間もなく行われると知る

なんとか教会を探り当て駆けつけると
まさにウェディングドレスのエレインが挙式の最中

教会のガラス窓を両手で激しく叩き
「エレイーン!」

気がつき、我に返るエレイン

二人は駆け寄り、新郎やロビンソン夫妻の制止を振り切り逃げていく

いろんな関係をぶち壊し
このあとふたりは幸せになるのか心配になるが
彼らにとっては
「周りの意思に動かされ続けた自分達からの卒業」
だったのかもしれない
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The Sound of Silence

サイモン&ガーファンクル

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卒業の歌
渡辺美里『卒業』

卒業という歌詞は
卒業式だけでなく
「恋の卒業」
という意味で使われることも多い

渡辺美里の『卒業』もそんな歌のひとつ

歌詞の内容は

薄紅の花びら積もる春の駅
ショパンの「別れの歌」を奏でる
「きみ」への片思い
1秒ごとに想いはつのるけど
打ち明けられず
もうこれで会えない最後の日
汽車の切符を手にしながら
春一番の風にさらされ
そして雨に散る花びらのもと
涙があふれてきて想う
「卒業できない恋もある」



誰でも多かれ少なかれ
会いたい人に会えなかったり
想いが伝えられなかったり
そういうこともある
時間は過ぎゆくけれど
何も解決されず
先送りの結果
何も手にせず終わってしまう

気持ちはまったく卒業できていないけれど
そういう卒業もある
またやがて訪れる新しい出会いの中で
過去の心の痛みを紛らせていく

気持ちさえつながるのなら
会えない関係でも
無理に卒業しなくてもよい
そういう恋もある

人それぞれの物語がある

作詞は渡辺美里自身
作曲は小室哲哉
『My Revolution』
『Believe』
『悲しいね』
など渡辺美里の初期の代表曲を作った
黄金コンビ
この『卒業』が久々のカップリングであり
最後の大ヒット曲
それぞれ音楽活動の道は別れていく
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卒業

渡辺美里

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卒業の歌
斉藤由貴『卒業』

ある日ラジオで流れてきたこの曲

♪制服の胸のボタンを下級生たちにねだられ
頭かきながら逃げるのね
ほんとうは嬉しいくせして

人気ない午後の教室で
机にイニシャル彫るあなた
やめて 想い出を刻むのは
心だけにしてとつぶやいた


なんだか妙に残る歌詞とメロディ
斉藤由貴の素朴な歌い方と絶妙にマッチしてる

この曲をつくったのは

作詞家松本隆、作曲家筒美京平コンビ

はっぴいえんどのドラマーだった松本は
解散を機に家族を養うために作詞家に転向
チューリップの『夏色のおもいで』でデビュー

一方、筒美京平はドラクエで有名なすぎやまこういちの弟子
いしだあゆみ『ブルー・ライト・ヨコハマ』
尾崎紀世彦『また逢う日まで』
などで大ヒット

ヒットメーカーと仕事がしたかった松本
新しい才能を求めていた筒美

9歳上の筒美は『夏色のおもいで』を絶賛
一緒に作ろうと声をかけた
出来上がったのが
太田裕美『木綿のハンカチーフ』
歌詞が四番まである変則的な歌
「こりゃだめだ」といいつつ「いい曲ができたよ」と仕上げてくる
その後も近藤真彦、中山美穂らをはじめ300曲のヒット曲を量産し続けた

その一曲がこの『卒業』

♪ああ 卒業式で泣かないと
冷たい人と言われそう
でももっと悲しい瞬間に
涙はとっておきたいの


どこか男性が作った女性像だなと思わせるし
必ずしも全て共感するわけでもないけど
なんか引っ掛かる
記憶に残る

卒業シーズンになると
制服のボタンは
後輩たちにはねだられなかったけど
この曲を必ず思い出す
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卒業

斉藤由貴

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卒業の歌
尾崎豊『卒業』

1980年代に熱狂的支持層が生まれたシンガーソングライター
僕の高校の同級生たちも傾倒していた
ある同級生は早々に高校生活からの隠遁を決め込んだ

彼が尾崎豊の熱心なファンで雰囲気や風貌が似ていたのを知った僕は
当時読むのが好きだった
「現代用語の基礎知識」
で調べると
「尾崎現象」なる用語が載っていた
なんでも『卒業』や『15の夜』を聴いて心酔した中高生ファンが
バイクを盗んだり夜の校舎の窓ガラスを割るのだとか

鬱屈した10代の気持ちは共感するが
窃盗罪や器物損壊罪は共感しないし
実際に見たこともないからこれが事実かは知らない

ただ、みんながいいと思う歌
突き動かす歌がどんな歌なのか聴いてみた

魂がほとばしるように
大人の支配からの卒業を訴えていた
卒業したあとは
夢を語っていた

そのカリスマ性や衝動は強く伝わってくる

メッセージ性は
まもなく大人になろうとしている僕には
「大人による支配」より
「大人の無策」
のほうが気になっていた

1980年のプラザ合意
当時高品質低価格で世界を席巻した
メイド・イン・ジャパン
1980年代は強制的な円高に見舞われ
中国への工場移転
無償技術供与
日本経済の根幹である産業が空洞化していくのに
世間は空前の円高による金持ち気分で浮かれ
海外旅行してはハウマッチ
世界中の資産を爆買いし
エコノミック・アニマルと蔑まれる
余った金は株や住宅に投資をしまくる
若者はテニスやスキー三昧

戦争に負け焼け野原から先人が築き上げた日本の遺産を食いつぶしていく
いずれこれは崩壊する
その先の実学で何を学ぶか
ブランド志向で大学に行く意味も見いだせず
いったん法曹を目指すも
そこでみたものは形骸化した
議論のための法学
条文を変えず解釈論に頼るがゆえの
ロジック破綻
本質を見失い辻褄合わせに延々と時間をかける

方向転換

あれから数十年
大人になった自分はどうか?

一気に来た円安
娘の将来のお金の工面に汲々とする
こんな姿では
あの頃の自分は納得させられない

娘の未来のために
これからだって
どんなに年をとっても
卒業はせず
逆境を切り拓いていきたい

意地でも未来を創る
そんな大人の背中を見せれば
あの頃の尾崎だって
少しは大人を見直してくれるかもしれない
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卒業 (「LIVE CORE 完全版~YUTAKA OZAKI IN TOKYO DOME 1988・9・12」より)

尾崎豊

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季節の歌
イルカ『なごり雪』

もうすぐ春 
なごり雪とは、春が来て最後に降る雪のこと
終雪ともいう

東京では2月下旬にさしかかるこの時期に雪は割とよく降る
僕の高校入試の日も雪が降りしきっていた

それゆえ
東京では3月のはじめに降る雪がなごり雪になることが多い
4月に東京に大雪が降ったこともあった
まさに季節外れの雪

この歌の作者の伊勢正三は、南こうせつとかぐや姫のメンバーになり、1974年、21歳の時に初めて一曲作ることを任された

大分県津久見市出身の伊勢は東京と大分をつなぐ国鉄ブルートレインを思い浮かべた
東京の夕方に乗り16時間後、翌日大分に着く
いつも大分や津久井駅への郷愁をさそわれていた

そんなことを考えているうちに
サビとメロディが浮かび
東京駅を出発するブルートレインを待つ男女
線路脇にはなごり雪が積もっていく
そんなストーリーをつけていき
作ったのがこの曲

早速、南こうせつに聴かせる
思ったよりウケが悪いと思った伊勢は一晩かけてもう一曲『22歳の別れ』を仕上げる

南こうせつは伊勢の才能に衝撃を受けた
そしてこの2曲を次のシングルにしようとした

しかし
『神田川』のヒットで売れっ子となっていたためいつの間にか別の曲がシングルリリースされ、映画も作られてしまい、南は自分のバンドではなくなったとかぐや姫の解散を決断することとなる

かぐや姫はコンサートで『なごり雪』を披露し、そのたびにファンのウケがよかった

かぐや姫のツアーに同行していた事務所の後輩のイルカはそれをよく知っていた

伊勢正三は、
かぐや姫解散後作ったフォークデュオの風のデビュー曲に『22才の別れ』を選んだ

まだシングル化されていない『なごり雪』
イルカにオファーがされた
これは同じ事務所のイルカの夫でマネージャー、元シュリークスの神戸和夫の発案

イルカはかぐや姫の人気の持ち歌を歌うのは申し訳ないと伊勢に相談

むしろ「歌ってくれたら嬉しい」と励まされ、シングルリリースを決意

これが後に学校の歌集に載るスタンダード・ナンバーになっていくのだった
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なごり雪

イルカ

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季節の歌
キャンディーズ『春一番』
1976年

昨日、関東地方では台風並みの猛烈な突風が吹き荒れた
北陸地方ではすでに2月3日に史上最速の春一番を観測

春一番にちなんだ曲として最も有名なのは50年前のこの曲
ゆずやいきものがかりもカバーしている

キャンディーズは東京音楽学院主催のコーラス&ダンスグループ「スクールメイツ」出身

スクールメイツは、森進一、野口五郎、高橋真梨子、太田裕美、石川ひとみ、川島なお美、森口博子らを輩出している

その中から
伊藤蘭、田中好子、藤村美樹の三人がNHKの番組マスコット兼アシスタントとして抜擢された

このとき番組プロデューサーが「食べてしまいたいほど可愛い」という意味でキャンディーズと命名

この理由を今聞くと無事だったのか少し気になる

さらにレコードデビュー
これを機に
親しみやすくするためそれぞれ
ラン、スー、ミキと命名された

3人は国民的人気バラエティ
「8時だよ全員集合!」に出演
歌とコントをこなした

当初は歌唱力のあるスーがセンターでメインボーカル
しかしどうやらお姉さん的魅力のランが人気が高そうだとランをセンターに抜擢するや
『年下の男の子』が当たりオリコン9位の初ヒット

人気アイドルとして満を持してリリースされたのがこの『春一番』
オリコン3位まで上昇
以降『やさしい悪魔』『暑中お見舞申し上げます』が立て続けにヒット

このあとデビューしたピンク・レディーと共にアイドル界を牽引

しかし3人は人気絶頂期のコンサートで事務所に無断で突如解散を発表
ランは「普通の女の子に戻りたい」と絶叫
事務所と交渉の末半年後に解散を遅らせ
ラストシングル『微笑がえし』がオリコン1位を獲得

この歌は引っ越しで別れを告げるコンセプト
キャンディーズのシングル曲のタイトルを歌詞に織り込んだ

出だしは
♪春一番が掃除したてのサッシの窓に
埃の渦を踊らせてます

と、『春一番』から始まるのだった

こうして後楽園球場のラストコンサートを最後に解散

3年後に伊藤蘭が普通の女の子を真っ先に脱して芸能界復帰
その後水谷豊と結婚
娘は憑依系女優の趣里

田中好子も同年女優で復帰

藤村美樹は1983年歌手で限定復帰後引退

三人は公私ともに仲良し
2011年田中好子が病気で亡くなった際
残る2人が最期を看取ったのだった
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春一番

キャンディーズ

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バレンタイン・デーがテーマの歌
国生さゆり『バレンタイン・キッス』

J‐POPの9割はラブソング
なので女性ボーカルのラブソングは
あまねくバレンタインデーに相応しい
とも言えるが
それではあまりに多数になるので
歌自体が
バレンタインデーをテーマにしてるものに限定

すると、この歌しか思いつかない…

僕は歌はボイトレをしっかりやってる声楽的な発声が好き
あとはメロディ、コード進行がメジャーとマイナーを行き来する、ビートルズから派生したJ-POPに特徴的な少し切なくて綺麗なメロディーが好き
歌詞は言葉の選択が工夫されていて
かつ共感できる歌詞が好き

申し訳ないけどこの曲はそのどれでもない
真逆で苦手な範疇

作詞は秋元康
この人は
元々放送作家でニッポン放送で原稿を書いていた
加えてALFEEの『通り雨』や稲垣潤一『ドラマティック・レイン』、長渕剛『GOOD-BYE青春』のちに美空ひばり『川の流れのように』などの作詞家として台頭
その特徴は、「耳に残るフレーズ」

1985年に
フジテレビの「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」やとんねるずの番組を手がけることに
ディレクターは現フジテレビ港社長

今騒がれているようなフジテレビ独特の退廃的な文化の中心にいた

ちなみに
ニャンニャンというのは性行為の隠語
素人女子大生を集め
歌の上手い下手も関係なく
印象に残るキャラクター優先の集団アイドル
としてデビューしたのがおニャン子クラブ

当時、大流行したが
僕はこの隠語からくる不純っぽさと
素人っぽさが苦手
せめてプロならボイトレくらい受けて欲しい
おニャン子クラブとメンバーの国生さゆりが歌ったこの曲も音程が外れている

同系列のAKB系も似た雰囲気
歌は口パク
キャラクター重視 
総選挙という名の人気投票も
裏では太客に大量にCDを買わせる集票活動
特に新潟に出没したのは
あまりにスキャンダラス

それ故秋元康作品は苦手
でも悔しいことに
何十年経っても耳について離れない

♪バレンタインデーキッス

というフレーズ
ある意味秋元マジック
覚えたはずがないのに
一体どこで覚えたのか…!?

作曲はいつもの後藤次利ではなく
瀬井広明

元々アイドルグループ出身の
瀬井さんがCBSソニーにデモテープを持ち込みバンドを作りたいと売り込んだが
曲だけが採用されたらし
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バレンタイン・キッス (with おニャン子クラブ)

国生 さゆり

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冬の終わり&春待ちソング
チューリップ『サボテンの花』

高校生の頃、従姉妹のお姉様から、使い古しの大きなステレオセットを譲ってもらった
そのカセットデッキに入ってた1本のカセットテープ
中身は「チューリップベスト」

早速聴いてみて
いくつかのお気に入りの曲を見つけた
『心の旅』『虹とスニーカーの頃』『銀の指環』『僕が作った愛の歌』『娘が嫁ぐ朝』『風のメロディ』『悲しきレイントレイン』『一人のの部屋』『青春の影』

なかでもいちばん気に入ったのが
『サボテンの花』
優しくて綺麗なメロディライン
そして切ない歌詞

♪ほんの小さな出来事に 愛は傷ついて
君は部屋を飛び出した 真冬の空の下に
編みかけていた手袋と 洗いかけの洗濯物
シャボンの泡がゆれていた
君の香りがゆれてた

絶え間なく降り注ぐこの雪のように
君を愛せばよかった
窓に降りそそぐこの雪のように
ふたりの愛は流れた

想い出つまったこの部屋を僕も出ていこう
ドアに鍵を下ろしたとき
なぜか涙がこぼれた

君が育てたサボテンは小さな花を作った
春はもうすぐそこまで
恋は今終わった

この長い冬が終わるまでに
何かを見つけて生きよう
何かを信じて生きていこう
この冬が終わるまで

ララララ…


当時、友人の誰も知らないこの歌を
僕は密かに繰り返し聴いてた

なんとなく素朴で純粋な感じもするこの歌が
すごく好きだった

その数年後、テレビからこの馴染みのイントロがきこえてきてビックリした
「ひとつ屋根の下」の主題歌になってリバイバルされたのだった
チューリップの財津和夫さんがソロで歌ってる
ただ、
年齢を重ねた分、チューリップ時代の節回しと全然違ったのでかなりの違和感
正直言うと、ベテランになる歌手が本来のメロディを崩して歌うのが好きではない

世間の中の『サボテンの花』は多分財津さんのソロ
でも僕の中の『サボテンの花』はチューリップ

その後、会社に入ったら
上司がカラオケでこの歌を歌った

節回しはチューリップ
その時の共感といったらない

会社のメンバーでカラオケに行くたびに
上司とふたりでこの歌を歌うのだった


チューリップベストや財津さんバージョンはコメント欄に
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サボテンの花

TULIP

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らいと

松任谷由実『BLIZZARD』
1987年
映画「私をスキーに連れてって」劇中歌
JR SKI SKI 2017CMソング

2017年、JR SKI SKI30周年を迎え、当時のヒット映画をパロディにした
『私を“新幹線”でスキーに連れてって』
と題したキャンペーンCMが展開された

映画「私をスキーに連れてって」の原田知世、三上博史の映像をそのまま使い、ホットペッパーのCM風なヘタウマなアテレコ…原田知世はなんとなく似た声だけど三上博史はホットペッパー的な声…で笑わせてくれる

原田知世が華麗に滑走する三上博史を指ピストルで撃つと三上博史が転倒するシーンを流用し
原田「スキーで行くなら新幹線!」
三上「すいません、クルマで来ましたーーっ」
で三上博史がコケる
♪ブリザードブリザード
JR SKI SKI

三上博史が原田知世の滑走に厳しくダメ出しして原田知世が拗ねるシーンを流用し
原田「スキーに行くなら新幹線!」
三上「まだ新幹線という感じが出てない、とにかく自分を新幹線だと思わなきゃ」
♪ブリザードブリザード
JR SKI SKI

三上博史が原田知世に直滑降を教えて並走するシーン
三上「よぉしいい調子だ、スキーに行くなら新幹線!」
原田「はい」
三上「もっと自分を新幹線だと思って」
原田「はい」
三上「もっとE4MAXみたいに」
原田「E~4~MAX〜」
三上「それじゃあ在来線だ」
♪ブリザードブリザード
JR SKI SKI

原田がスキーを脱いだあと、わずかにつまづき気味になったシーン
三上「スキーを脱ぐとね、歩き方がヒャッホホイってなるから気をつけて」
原田「…ヒャッホホイ、あ、ホントだ」
♪ブリザードブリザード
JR SKI SKI

原田「私、ホントはスノボがしたい」
三上「えっ」
原田「スノボ……お願いしますっ」
三上「いや…タイトル…変わっちゃうから」
♪ブリザードブリザード
JR スノボスノボ

なんか平和だ
GRAVITY

BLIZZARD

松任谷由実

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らいと

らいと

スキーシーズンの歌
backnumber『ヒロイン』
2015年
JR SKI SKIキャンペーンソング

この曲もJR SKI SKIのキャンペーンソング

JRのCMはストーリー性があり
この年も例外ではない

ヒロインは広瀬すず
CMは広瀬の主観

スキー旅行に誘われた広瀬
行く途中、若い男性にぶつかり、直感で気になってしまう

東京駅で待ち合わせ、自己紹介
広瀬は長身のユウスケに好感を持つ
その時遅れてやってきたのはタツヤ

タツヤはさっきぶつかった若者だ
広瀬はハッとする

ユウスケとのゲレンデでの雪合戦
雪玉をつくる広瀬
タツヤはカメラを構えて広瀬の写真を撮ろうとする
「撮ったら投げるぞ」
構わずシャッターを押すタツヤ
広瀬が雪玉を投げタツヤの額にぶつかる
タツヤは広瀬にみとれる
「タツヤの敵」
ユウスケが広瀬に雪玉をぶつける

運命の赤い糸が二本あったら
どうすればいいんだろう

答えは雪に聞け。 JR SKI SKI


広瀬の周りの女性たち
「みた?ユウスケ」
「絶対にすずのこと好きだよ」
ユウスケは華麗に滑走 

広瀬は
指で銃を作り
バンっと撃つ

ちょうど転んで倒れたのは、タツヤ


偶然は、どこから運命になるんだろう

答えは雪に聞け。 JR SKI SKI


ゲレンデでユウスケが広瀬に告白
「今は…ゴメン…」
「そっか、でも俺、諦めないから」

広瀬が気になってるのは、タツヤ  
でも、言葉は出ない

言えなかった気持ちは、雪と一緒に消えるんだろうか

答えは雪に聞け。 JR SKI SKI

ゲレンデで転んだ広瀬に手を差し伸べるタツヤ

そのBGMはタツヤの主観

♪雪が綺麗と笑うのは君がいい
でも寒いねって嬉しそうなのも
転びそうになって掴んだ手のその先で
ありがとうって楽しそうなのも
それも君がいい
GRAVITY

ヒロイン

back number

GRAVITY2
GRAVITY32
らいと

らいと

スキーシーズンの歌
Jungle Smile『白い恋人』
1998年11月
JAL SKI北海道 CMソング

かつては航空会社にもスキーシーズンのCMがあった
ただ、スキーに関しては、スタンダード・ナンバーの多いJRのCMソングと違い知る人ぞ知る世界

この他だと
小野正利『FLY AWAY』
trf『Winter Grooves』
カズン『サイレントナイト』
とか

Jungle Smileは作詞担当の女性ボーカルと作曲担当の男性コーラスのユニット
ジャングルのような殺伐とした都会で笑顔でいられる、という想いが込められている

CMに使われていたのはこのAppleMusicのこの部分

♪真白な雪より白い恋人になりたい
誰よりも私の愛は素敵だよ
昨日より今日よりきれいな私になるよ 
誰も知らないあなたのすべて
あずけてほしいから



ああ、素敵な恋愛をしてるのかな

無難にまとまっているようにも聞こえるが

AメロBメロの歌詞をみると実に攻撃的

♪もうずっと忘れてたよ
死ぬほどいとしい気持ち
躰の奥で眠ってた欲望がはじけたの
あなたも私を見てること知ってたの
ためらってるなら
この手で奪い取りに行くわ


都会がジャングルとか言ってるけど
むしろ「私」が
ジャングルの獰猛な肉食獣だったりする

この歌詞のあとに先ほどのサビを改めて聴くと

からだの奥で弾けた欲望のままに
奪いにいく
私のあなたへの愛は素敵なのだから
奪ってみせるわ

という意味なのだった

二番の歌詞もなかなか壮絶

♪木枯らしが吹く夜は
私のベッドへおいでよ
(中略)
これから私を知るほどに好きになるよ
伝わるならこの命だって捧げよう
私の痛みか あなたの叫び声なのか
もうわからない 同じように響いてくるから


あなたは私を好きになるよとか
叫び声とか
なんだかスゴイ
Jungle Smile

もう一曲のヒットソング
『おなじ星』
これはもっと売れてよかった隠れた名曲

『白い恋人』以外の歌はコメント欄に
GRAVITY

白い恋人

Jungle Smile

GRAVITY4
GRAVITY28
らいと

らいと

スキーシーズンの歌 
Zoo『Choo Choo TRAIN』
1991年11月
JR ski ski キャンペーンCMソング

これら一連のCMソングの原点がこの曲
1990年に鉄道駅に直結したガーラ湯沢スキー場が開業
それまで車で行くのが定番だったスキーに電車だけで行けるようになった新事業開発企画
を広めるべくスタートしたのが
「JR SKI SKIキャンペーン」

JR東日本は中西圭三とダンスグループのZooにCMを依頼

Zooはテレビ朝日のオーディション番組をきっかけに選ばれたグループ
この中には後にEXILEを結成したHIROや、trfのボーカルとなったYu‐kiがいた

Zooの楽曲は結成時から中西圭三が担当
JR東日本からの依頼は
「英語で蒸気機関車の音をイメージする擬音の“Choo Choo”を歌詞使うダンス・ミュージック」

これを膨らまして出来たのがこの曲

ZooはCMにも起用され軽快なダンスを披露
この曲のイントロでメンバーがカメラに向って縦に並び、順番に体を回していくムーブがすごく印象的でスキーに行った男女は大抵一度はこれをやるのだった

後にHIROが独立して作ったEXILEがこの曲をカバーしたときもこのムーブを真似て取り入れた
ただしテレビでみた方向に真似をしてしまったため、Zooとは反対回りのムーブになった

日本はあらゆるビジネス創出意欲に満ちており
次々と投資が行われ経済は世界を席巻した
そんな雰囲気が満ちている
GRAVITY

Choo Choo TRAIN

ZOO

GRAVITY4
GRAVITY31
らいと

らいと

スキーシーズンの歌
globe『DEPARTURES』
1996年1月
JR東日本
『JR ski ski キャンペーン』CMソング

この季節、男女の友人達とよくスキー旅行に行った
その行き帰りの車の中で流れていた曲や
ゲレンデで流れていた曲たちを続々投稿していきます

1曲目はglobeの『DEPARTURES』

新幹線に乗ってスキーに出かける若いカップル(竹野内豊、江角マキコ)がホームから列車に乗り込み、雪が降る駅を新幹線が静かに出て行く
という設定をベースに二人のタレントの共通の知り合いであったマーク・パンサーがモデルながら役者志向ということを聞き出し、小室哲哉がドラマ仕立てにまとめていった

歌詞は
今一緒にいるふたり
苦労しながら愛を育てるふたり
別れたふたり
どれとでもとれるように
コピーライティングの如く歌詞をつむぎ
繋げていった

そのため
離れそうな距離感の切なさの宿るドラマチックな曲に仕上がり
ダブルミリオンを達成
globe最大のヒット曲に
さらにこのシーズンの
スタンダード・ナンバーになった

僕はこのあと数年の恋愛において 
恋人になった女性や
とても仲が良く後に友達以上恋人未満の関係となる出会いなどが訪れ
スキーシーズンは常にこの曲がBGMだった

恋愛自体が重なってはいけない
身を切るような決断
胸が痛んだ遠い記憶が
かすかに呼び覚まされる思いがする
GRAVITY

DEPARTURES(RADIO EDIT)

globe

GRAVITY10
GRAVITY20