最後の恋が昇華して永遠の愛に。それまでの恋だとか愛だとかは全部偶像で、自分の弱さが見せる幻想、自尊心が生んだ欺瞞、寂しさを和らげるためのエゴ、理想郷から来たまがい物。つまり全部嘘であり、空虚で中身がないような…信頼に背反して裏切りがあり、偽りのなかに真実が紛れてて…おもちゃばこのなかにたからものがあるような。暗黒のなかで光るのか、光るから暗黒のなかで際立つのか。探しても見つからないもの、多分それは誰かと挑むもの。