阿部智里 著「烏は主を選ばない」読了シリーズの中でアニメのタイトルになっている作品。前作とほぼ同じ時間軸で別人物のストーリーが進んでいるのが面白い。1作目は普通に面白かったけど、1作目読んでからのこの2作目はほんと見事だなと感じました。
阿部智里 著「烏に単は似合わない」読了八咫烏シリーズ1作目。和風のファンタジー的なお話。アニメ作品にもなっている(まだ見てないけど)ので知名度は高そう。世界観やキャラクターの描写が見事だなと思いました。
宮島未奈 著「婚活マエストロ」読了「成瀬は〜」のシリーズの作者ですね。成瀬シリーズもそうですが、やはり読ませるのが単純にめちゃくちゃうまい人だなと思います。婚活とWEBライターというテーマもすごく面白かったです。
青崎有吾 著「ノッキンオン・ロックドドア2」読了シリーズ2作目。懐かしい駄菓子がたくさん出てきておいしそう。テンポが割と速いのでサクサク読める感じです。やりとりがドラマっぽいなと思ったら既に映像化されている様子。著者の他の作品の「アンデッドガール・マーダーファルス」のアニメを前に見たけど凄く面白かったです。こっちの原作も読んでみたい。
若竹七海 著「パラダイス・ガーデンの喪失」読了登場人物が多い群像劇風のストーリー。いろんなピースが組み合わさってひとつになっていく過程が面白い。この手の作品は「これ誰だっけ?」ってなりがちだけど、それもまた楽しみのひとつということでいいかなと。
「都市伝説解体センター」クリア最初から最後まで最高に面白かった。都市伝説というネタ自体が大好物なので元々期待していましたが予想を遥かに上回る面白さでした、、、1話ごとの引きがめちゃくちゃ気になる感じで終わるのでついつい続けてプレイしてしまいます。この手の推理(サスペンス)ものにありがちな会話とか調べるとかの作業のダルさが凄く軽くなるように作られている感じがしてストレスが全然なかったです。SNSを使った調査が頻繁に出てきますが、SNSの闇の部分の解像度が高くて凄いなと思います。会話のセリフが流れている時の「ピーピピー」みたいなドラクエとかでよくあった演出音が懐かしくてニヤリとしてしまいます。ゲームとしてもちろん素晴らしい作品だし、読み物としてもかなり上質な作品だと思いました。この内容でこの値段はちょっと安すぎでは、、、(汗)(もしあるならば)次作も期待せずにはいられない。
東野 圭吾 著「私が彼を殺した」読了99年の作品でこの頃はこの手の終わり方はたまに見ましたが、最近はほぼ見なくなったパターンですね。(時代がそれを許さなくなってきたというのもあるかもしれないけど、、、)個人的にはこういう挑戦的なことはもっとやってもらいたいです。
三津田信三 著「忌名の如き贄るもの」読了世界観が独特な作品。民俗学的な知識が豊富な登場人物が出てくるあたりに京極夏彦を感じる1冊。禍々しいというかおどろおどろしいというか、言いようのない怖さがありました。
「428 〜封鎖された渋谷で〜」#クリア初代は2008年発売(自分がプレイしたのはPS版)らしいのでそこそこ年月は経過しているものの、ゲーム作品としてとても良くできているという感想です。「十三機兵防衛圏」のアドベンチャーパートがこれに雰囲気が似ているっぽかったのでやってみたけど確かにシステム的には影響受けてるのかな?という感覚。(ストーリーは全然違う)複数の登場人物それぞれの視点で物語が進むという流れとその見せ方が素晴らしいなと思います。結構バッドエンドになったけどヒントが優しいので詰まることはありませんでした。本編クリア後のボーナスコンテンツの制作がTYPE-MOONなのでファンとしてはこちらも楽しみでした。これでアニメ「CANAAN」をようやく見始められる、、、
月村了衛 著「機龍警察 白骨街道」読了機龍警察シリーズ6作目。戦闘シーンが多め。展開が速めで結構夢中になって読みました。登場する機甲兵装がフロントミッションシリーズのヴァンツァーを思い出させてくれて懐かしい。
「ユニコーンオーバーロード」開発元 ヴァニラウェア#クリアトロコン「十三機兵防衛圏」がめちゃくちゃ面白かったので、同じ開発会社のタイトルをやってみようかと。シミュレーション系は得意ではなくて(まともにクリアしたのは「フロントミッション」シリーズくらいであれはヴァンツァーがかっこよくてやってただけ)うまくできるかと不安でしたが見事にハマりました(笑)ストーリーが劇的で面白いとかそういうんじゃないけどめちゃくちゃハマる。クリアまで100時間かけましたが途中でダレることは全くなかったです。部隊編成とかダルそうだなあと思ってたのが、考えだしたら止まらなくて一番時間かけたと思います。トロコンはそんなに大変ではありませんでした。「十三機兵防衛圏」もそうでしたが、容量が少ない(PS版で7GBちょい)のにこのボリュームは凄いなと。同じ部隊に配属して親密度が上がると発生する親密度会話イベントが豊富で良かったです。(こういうところに力を注いでいるのが凄く好感が持てます)あとは全体的なゲームバランスが素晴らしいです。店で売ってるアイテムは在庫数の概念があって無限じゃないとか細かいところに相当なこだわりが感じられます。キャラや街の情報が閲覧できるアーカイブ(ライブラリ)の情報の量も見るのが大変なくらい豊富。本当に素晴らしい作品でした。
鈴木悦夫 著「幸せな家族 そしてその頃はやった唄」読了アガサ・クリスティの某作品を思い出させる感じの内容。初出が80年代なのでその頃の時代背景を考えればなかなか稀有な作品かなと思います。全体的に無機質な雰囲気が独特。
相沢沙呼 著「invert 城塚翡翠倒叙集」読了「城塚翡翠シリーズ」の2作目。短編(中編?)が3つ入っています。「古畑任三郎」的な構成が良かったです。3つ目の話が見事すぎて「やられた!」って感じでした。
町田そのこ 著「コンビニ兄弟4 ーテンダネス門司港こがね村店ー 」読了図書館ユーザーなのですが、1から通して読もうと思っていたのが順番バラバラになって来てしまったのでこれから先に読みました(よくある話)。順番バラバラでも特に問題なさそうな感じで良かったです。
椹野道流 著「時をかける眼鏡 華燭の典と妖精の涙」「時をかける眼鏡 王の決意と家臣の初恋」「時をかける眼鏡 兄弟と運命の杯」「時をかける眼鏡 魔術師の金言と眼鏡の決意」読了シリーズずっと読んでると設定がわかってきて割とサクッと読めるので箸休め的な感じがちょうど良いです。表紙裏に書かれてるあらすじと少し内容が違う回がありましたが、制作途中で方針が変わったのでしょうかね(あまり遭遇しないパターン)。
内山純 著「ビリヤード・ハナブサへようこそ」読了タイトル通りビリヤードのお店のお話。ビリヤードのことは全然わかりませんが、特に問題なく読めました。くどくない内容で読みやすかったです。賑やかそうなお店で楽しそう。
紀 蔚然 著舩山むつみ 訳「DV8 台北プライベートアイ2」読了「台北プライベートアイ」の続編。前作もそうですが主人公のシニカルさが良いです。(自分もへそ曲がりなので、、、)400近いページ数と上下二段組の見た目的に普段あまり本を手に取らない人にはハードル高い感じあるけど、そういう人にこそぴったりな内容かなという感じがしました。
毎日ピアノを3〜4時間弾くのを半年ほど続けています(たくさん弾けば良いというものでもない)が、左手のリズムのもたつきが気になる(特にハノンの1〜31を速めのテンポで弾くと顕著)ので「ベレンス 左手のトレーニング」をネットで注文しました。片手できっちり弾けるようにならないとこの先壁を越えられなさそうなので集中的に練習していきたいです。
紀蔚然 著舩山むつみ 訳「台北プライベートアイ」読了珍しく翻訳された作品を読みました。ストーリーだけではなく文章自体がとても良かったです。文章の素晴らしさに関しては、原作者だけではなく翻訳した方もすごいのではと感じました。手元に続編があるので続けて読みたいと思います。
知念実希人 著「絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ」読了シリーズずっと読んでるとだんだん作品に愛着がわいてきますね。アニメやってるのでシーズン終わったら一気見したいと思います。Podcastもちょっとずつ聴いてます。
東野圭吾 著「クスノキの女神」読了「クスノキの番人」の続編です。(前の作品を読んでいなくても特に問題なさそう)東野圭吾にしては割とまっすぐな感じだなと思いました。こういうのも良きですね。さらなる続編に期待です。
方丈貴恵 著「孤島の来訪者」読了何年か前の「このミステリーがすごい!」でランクインしていたので読んでみました。シリーズの第二弾ということらしいです。前作と同じく本格的な推理ものだけどちょっと変わった要素が入ってるシリーズというところでしょうか。とっつきやすさという点では今作のほうが読みやすかった気がします。
東野圭吾 著「白鳥とコウモリ」読了なかなかの超大作。その分厚さゆえ、前半はちょっと尻込みした感覚で読んでいましたが後半からエンジンがかかってきて一気に読んでしまいました。王道と言えば確かに王道ですが、やっぱりこの作者のこういうサスペンスものは面白いなと思いました。