地元の大規模な食堂で、ちょっと離れた席の赤ちゃんがギャン泣きしてて、お母さんも「いつものことね」くらいの感じで普通に食事してて、なんとなくその赤ちゃんをガン見してたら目が合って、すこししたら泣き止んだ。お母さんもその家族も泣き止んだことに対して気にしてないようだったけど、今この世界の平和を守ってるのは俺なんだぜって思ってた。
街中で楽しそうに歩く男女をみると、思わず目を逸らしたくなる。でもそれは彼らの関係の結果をみせられているだけであって、どちらかの片想いがようやく実ったみたいな、二人しか知らない物語があるかもしれないと思うと、微笑ましくもみえてくる。私もいつか、どこかにいる孤独な誰かと一緒になれる日が来るまで、現実から目を背けずに生きていきたいと思う。