???バレンタインデー書いてないんだから、ホワイトデーなんてやらなくてよくない?そもそも始まってないんだから。そうだよ。そうだよ!僕自身を信じろ。大丈夫。まだ負けてない。2/14延長戦はまだ続いている!
成長後のマセガキ組小さい頃に「オレが勝くん抱っこして背もたれになればいいじゃん! 隣でくっつくのも好きだけどずっと横向いて話すの大変だから...」と閃いて早速実践する絃紀くん。しかし小さな体では勝くんの体重でも苦しく、ぐぇ、なんて声が出てしまって勝くんに必要以上に心配されてしまう。「絃紀くん大丈夫? 僕も体重かけちゃってごめんね」(勝くん抱っこしたかっただけなのに。いい考えだと思ったのに)上手くいかなくていじける絃紀くん。不機嫌なのにぴったりくっついてこられて戸惑う勝くん。その件から苦手意識が芽生えてしまい、相変わらず隣が定位置のまま何年か経ったある日。二人でぐうたら過ごしている最中眠くなった絃紀が「勝も一緒に寝よ」と、半ば強引に勝くんのお腹に腕を回してベッドの方に寄せた時。勢い余って仰向けに寝転がってる絃紀くんの上に勝くんがころんと乗っても全然苦しくない。不思議に思った絃紀くん、そこからしばらくラッコみたいに勝くんをぎゅうぎゅう抱きしめてみても昔のような苦しさはない。これならもしかして...もしかするかも。さっきまでの眠気はどこへやら。体を起こして壁に寄りかかって勝くんを抱っこしてみたら、あの時思い描いた理想通りの結果に。好きな子を腕の中に閉じ込められる幸せでいっぱい。勝くんが「どうしたの? 何か言ってよ...」とずっと不思議そうにしていたけどへんてこな絃紀に付き合ってくれたことに、それがまたじわじわ嬉しくって「うんー? うん。勝ー」とずっとにへにへ幸せそうな絃紀くん。