共感で繋がるSNS
けんた♪🌇

けんた♪🌇

音声ルームで弾き語りしてます オリジナル曲とカバーをまぜて演奏してます♪
音楽
キャンプ
サウナ
磯釣り
フォークソング研究会
高校野球観戦
チキン南蛮と地鶏
弾き語り
けんた♪🌇

けんた♪🌇

私が18歳の頃、まだライブハウスなどで歌い始める前は駅前の路上でよくギター一本とハモニカを首にぶら下げて歌っていた。
目の前にはギターケースを置き、聴いてくれた人達がお金を投げ込んでくれてた。
いつも夜20時から夜中の2時くらいまで最終電車も終わり人が居なくなっても一人で歌っていた。
夜の街に響く声がとても好きでただそれだけの為に歌っていたような気がする。
一度夜中にチンピラの兄ちゃんが「おう、拓郎歌えるか?」と聞いてきて、落陽と唇をかみしめてを歌った時はチンピラの兄ちゃんから一万円貰った事もあった。
そんなある日、いつものように夜中1時くらいになっても歌っていた時、あぐらをかいてハット帽をかぶり歌っていた私の前に何十人もの足が並んだ。
あれ?こんな時間に人がこんなに集まるなんて珍しいなと思った瞬間、目の前のギターケースが私の方へぶっ飛んできてギターにドカンとぶち当たった。
私は腹が立ち「なんだこのヤロー!」と叫んで顔を上げると30人くらいの特攻服を着た暴走族に囲まれていた。
でも私もギターが傷つけられた事に腹を立てていた為、金属バットでギターケースを叩いた奴の顔を睨みつけた。
するとその男が「集会やってんのにお前の声がうるせぇんだよ!」と言ってみんなで去って行った。
しばらくしてそのメンバーの中の2人がまた私のところにやってきて「さっきはすみません、一人集会で荒れてたのがいたので、ギター大丈夫でしたか?」と聞かれ「なんとか壊れてはなさそう」というと頭を下げながら去って行った。
まだ他にも路上で歌っていて怖い思いをした事もあったが、私の中ではこの件が1番記憶として残っている。

まさか、暴走族にうるせぇなんて言われるとは思わなかったって…。
GRAVITY7
GRAVITY21
けんた♪🌇

けんた♪🌇

昨日休みだったので、昼からゆっくりサウナに入ったのだが、サウナ室に20代くらいの若い兄ちゃんが独り言をぶつぶつ言っていて気になって仕方なかったのだが、我慢してサウナを楽しんでいた。
5セットサウナを楽しんでる間、私とその兄ちゃんとのサウナに入るタイミングが同じ事もあり、ずっと独り言を聞いていた。
そして最後に岩盤浴に入って終わろうと室内に入るとまたその兄ちゃんが寝そべっていて独り言を言っていた。
「マジかよ」と思いながらも空いてる場所がその兄ちゃんの横しか空いていないという始末でまた仕方なく横に寝そべった。
そして10分くらい経った時、その兄ちゃんがムクッと起き上がり独り言を言いながら立ち上がったのだが、床にオイルでも塗っていたんじゃないかというくらい近年稀に見る滑り方をしてドスっ!という鈍い音がしたので私も起き上がると兄ちゃんが肋骨をおさえて苦しんでいた。
「おい、大丈夫か!」と私が言うと「滑ったよ」と言ってきたので、「お、おう、ひどい滑り方やったな、肋骨大丈夫か?」と言うと「痛い」と言って去って行った。
そして、私が岩盤浴から出た後はその兄ちゃんの姿は消えていた。
あいつ大丈夫やったんかなと少しだけ気になっている。
GRAVITY2
GRAVITY14
けんた♪🌇

けんた♪🌇

前に書いた事のある宅急便の石井さんという昔音楽プロデューサーをやっていたおっちゃんの話の中で石井さんがアメリカのミュージシャンのレコーディングに日本からの派遣で参加していた時にかなりショックを受けた話が今でも頭の中に残っている。
それはアメリカのミュージシャンはレコーディングの際に完璧な状態でレコーディングに臨んでくるという事。
それは当時日本ではなかった事でレコーディングに来てもそれから声出しなどをして何時間後にようやく本番のレコーディングが始まっていたが、アメリカはほぼ一発録りに近いくらい早く終わっていたという話だった。
そしてさらにショックを受けたのがアメリカのレコーディングプロデューサーに言われたのは日本人はせっかく母国の音楽があるのに流行っている歌は私達の真似をしているだけだとはっきり言われた事、そして日本に来日するアメリカのミュージシャンは日本でコンサートをする時にアカペラで歌っていると聞かされた時はびっくりした。(今ではどうかは分からないが…)
それくらい日本の音楽がなめられていたという話を聞き、私もかなりのショックを受けたのを憶えている。
そして、石井さんに「石井さんから見て日本でこの人は凄いなという人は誰ですか?」と聞いた時、「美空ひばり」と言っていた。
美空ひばりはレコーディングではいつも一発録りだったらしく参加しているプロデューサーからバンドメンバーまで全てが「この人は一発で仕上げてくる」という緊張感があったらしい。
そんな話を聞かせてくれた宅急便のおっちゃんの石井さんには今でも感謝している。
GRAVITY1
GRAVITY13