
九九
ひとりきりで生きてしまった。
八十一
人生実況
詩
哲学

九九
なんならそのまま結婚しろ

九九
他の誰か男に痛烈に思い知らせてることを
知った上で恋愛をやってくれ
安っぽいものじゃないんだよそれは

九九
誰かを彼氏にすることが
恋人同士になることが
どれほどの恩恵を相手にもたらすか
愛情ひとつにどれほどの価値があるか
その価値は俺のような男にとって
何よりも効く特効薬になることを
ちゃんと知っててくれ
知った上で彼氏に与えてくれ
そうできなきゃあんまりだろ

九九
他は例えば難病患者
次元が違うんだよ俺とて
なら《別にいい》か何もかも別にどうでも

九九
諦めるしかない
生きていられればそれでいい
社会の禁忌を破らず受け入れられていれば
それだけで俺はじゅうぶんだ

九九
おまえらは俺に彼女ができて
早く楽になってほしいと思ってるかもだが
それは無理な相談よ
だって人生実況を眺めてて分かるだろ?
俺ほどの“こじらせ”はそうそういない
寄り添って支えてくれる女など現れない
いたとしても俺がはねのける

九九
すがれるわけないだろ
逃げ込んでいいわけないだろ!
だから今までどおり俺は
ひとりきりでいいんだよ

九九
ウイスキーとシャワーと晩飯と睡眠に
逃げ込もうとしている
気持ち良くなろうとしている
俺の今まではなんだったんだよ……

九九
この中身
この張り裂けそうな中身
この苦しみが今まで生きてきた意味のはず
俺はこのためだけに生きてきた

九九
愛というシンプルなものだ
どこにでもいるごく普通の異性とで
ひとりではなくふたりになることで
いともたやすく得られるものだ
だから異性に魅了される
失明して何も見えなくなりたいと
切実に願うほどに

九九
自分で自分が許せない
今までと逆転した
今は我慢の人生が受け入れられない
すべて漏れなく否定するしかない

九九
俺はあろうことか家族というものを欲し
そうして楽になりたいと望んじまった
それは駄目なことだったんだよ
思っては駄目なこと

九九
今までの生き方すべてを
否定するはめになった
自分のことを最後の一線で律してきたこと
己の哲学で生きてきたこと
ただひらすら我慢を通してきたこと
人生をぞんざいに扱ってきたこと
遠慮するつもりで多くを遠ざけてきたこと
家族のいる人生を心底からは羨まないこと
真に楽になりたいとは望まないこと

九九
男女が一緒に歩いてるのを見るたびに
血の気が引いて頭が真っ白になる
誇張ではなく実際的にそうなる
限界を感じてる

九九
もうじき最期かもしれんが
今際の際まで付き合ってくれ
んでもって俺のようにはならないでくれ
九九さんとの約束だぜ

九九
ここにきてようやく飲酒を解禁
マジで酒飲める体質で生まれて良かった
30代半ばまで頼らずにきたことが
逆に功を奏してる
今まさに必要だと心底思える
自罰人生がさ
その意識が欠けたことで無意味に思えて
ほんとすべてが人と比べて無意味に思えて
だからこそ酒でごまかしが利くのはでかい

九九
金曜土曜の労働に支障出たとしても
それはそれで乗り越える意義が得られる
サバイバルサバイバル
人生しょせん死ぬまでの暇潰しだ
恋人も家族もいない男の人生は
例外はあるにしても基本そうだ
俺は恋人すらゲットできない情けない男
《別にいい》だろもう何もかもさ
適当てけとー

九九
最高に幸せだろうな人類
いやほんとそう思う
事件の被害者とか記憶でその後の人生
かなり終わっちまうし
壊れた心も結局は記憶が原因
電気ショック療法とかあるくらいだしな
個人を個人たらしめてるのは記憶よ
実用的なのでいえば例えば
フィクション作品とかで思うじゃん
記憶消してもう一度見たい(読みたい)と
あれとかマジで思う
昔からいろんな作品を楽しんできてて
たぶん埋め合わせのために人一倍に……
そんなんだから記憶を消すことこそ
最たる願望かもな俺ん中で

九九
眠るってのは万能薬だな
それとも俺の免疫系が強いん?
脳も心どんだけズタボロでも治すし
睡眠ってのは神だな

九九
去年まで喉からの風邪は
本当に過去数回しか体験してなかった
それが体質の変化なのか単純な劣化なのか
喉を痛めるようになったんだ
不思議だ
けっこうなストレスだな喉痛いのって

九九
もういいやってなる
アニメ『バナナフィッシュ』を観始めた
ほんとなら今日みたいな日は
ファミレスで創作のを展開して
詩を書くかもしくは
以前まで継続してた小説の準備に
4時間くらい割く
けれどもそんな意欲は全然なくなって
言うまでもなく
いつか探偵になるって気持ちも失せた
これが俺の本質なんだろうな
ただの廃人が人間らしく暮らしてるだけ

九九
それはな
《客観的に美しい執着心》よ
哲学者くずれの俺が言うんだから
それ相応に正鵠を射てるはず

九九
九九のこと戒律を固く守る宗徒だとか
誤解しないでくれよな
それっぽい人生を経たが
別にそんなんじゃない

九九
今からパスタ食う
ウイスキーはすでにぐびった
この年齢まで酒すら無しでやってきて
先天性の体質によっては仕方ないが
飲める体質なのに無しでってのは
はなはだ狂ってるなと思う
シャワーすらバフ(プラス作用)が乗る
同じように
恋愛ってか色恋をほぼ無しできたことが
どれほど自戒的というか自罰的だったか
ここにきて思いっきり思い知るよ

九九
【GIGAZINE】はスマホに入れてるってか
たびたび閲覧してるか?
俺はかつて毎日チェックしてたのに
すっかり忘れてて久しぶりに開いた

九九
今やってる兎田ぺこらのポケモン見てる
3万人以上の視聴者がいる
明日は労働しない日にしたから
昼まで眠るとかのパターンに陥らず
朝起きてドラクエ7の続きからか
ゼルダの伝説スカイウォードソードやろう
無理なら無理で小説読もう
デスゲーム系のなら今のこの状態でも読める

九九
答え
それ以外に意味はほとんど無い
俺は恋愛ができなかった
つまりこの人生は無意味
それが答え

九九
ここの前のとこから長らく言葉にしてきた
思えば本当にたくさん
ああだこうだ言ってきた……
その気力がもう無くなったと感じてる
どうなるんだろなこの先
詩だって書かなくなったし
そろそろ終わりを迎える予感もする
去年の年明けとかその辺では
過去ずっと半年先も生きてない前提で
けれどもここからは未来は有るものとする
と改めて今また未来は無いものとする
と揺り戻しって感じだ
先月のバレンタインデーからやはり
様子がおかしい

九九
神経がまともになってきたのか?
空っぽでいることが平気だったのに
ここ最近はそうじゃない
責められてるような気分になる

九九
抵抗感がものすごいからだ
誰かを求めてる感じが自分で気持ち悪い
それに異性を選別する感じも気持ち悪い
課金まだしてなくてよかった

九九
1話もしっかり観れない脳になった
傑作のは昔に見尽くしたのが痛い
『LOST』とか『フリンジ』とか
そもそもこんなんしても意味ないよな
日々をごまかしてどうする?
昔から時間潰し人生だったとはいえ
小説あまり読めなくなってから終わった
元から豊かな人生じゃあないが
これでは死んでるのと変わらない

九九
いろんなのの1話を観て
そん中から選ぼう
意外なのがハマったりする
これで鬱っぽいのなんとかしようぜ

九九
疲れそんなないのに眠くて眠くて
過眠症の自覚はある
そういえば最近は
サカナクションのほらあの歌じゃないけど
怪獣みたいに叫んだりはしてない
どちらかというと元気がなくなってる感じ
男女が一緒にべたべたしてるのを見て
その場で凍りついたりは相変わらずだ

九九
浅い浅すぎる
これなら猫に生まれたかったよ

九九
それと裂けるチーズも
人間こんなもんか
浅い

九九
ソフィア・ヴァレタインの
格ゲーの煽り集の動画をまた視聴してる
ほんとに良いな
俺はまだ彼女に惚れてはいない幸運

九九
今夜は縄跳びしに出よう
公園の樹木が残念な状態にされて以来
“好き”が損なわれてから跳ばなくなった

九九
誰ひとりとも心を通わせたことのない者
人と関わり合ったとしても
誰とも深く深くは結び付けなかった者
自分はどうだったろうな……
ゼロじゃないがゼロと言ってもいいほどだ
すべては失敗だった
母の死からして失敗だった

九九
もっぱら国外の映画やドラマでもって
イメージ的に知ってきた事柄だ
正直なところ
カップルや夫婦のそれよりも純粋に
“羨ましい”と感じる
もしくはそうだな《親友》とかもそうか
本当に良いものなんだろうなそれは

九九
食前でもないのにウイスキーぐびるのは
さすがに……な
そこで俺は気づく
酒飲んで飯食う以外に楽しみがない
ほんの最近に飲むようになったことで
喜びを排した生活に気づいた
比較したら楽しみでもなんでもないなと
これまでの“ごまかし”のほぼすべては

九九
まあそんなわけで包み隠さず画像で載せるよ
売り上げ2位の『with』ってのに登録した
プライドがあるわけじゃないが
今さらこんな事をするのがとても恥ずかしい


九九
3時間ほどの労働時間で1万円
初対面の男にプロテインをすすめた
あと恥を忍んでマッチングアプリ入れて
くそまじめな自己紹介文を昼に書いてさ
例のごとく悲しくて泣きたくなった
今さら安直な方法で出会おうとかじゃなく
単に誰か女と毎日のように言葉交わして
期待だけほしくて