「フィッシュストーリー」1人1人の行動が遠い未来を救うかもしれないと思わせてくれるような作品。やはり意思決定は将来の結果に直結するから、意識的な日々の生活が大切だ…。いや、そこまで重厚なテーマではないのだが、観賞後は不思議とそう思ってしまう。原作伊坂幸太郎ならではの雰囲気と、時代の異なるそれぞれの瞬間が映画を彩ってくれました。「この曲は誰かに届いてるのかな?」売れないパンクバンド、気弱な大学生、正義の味方、睡眠女子高生、戦後の出版社。全員のお陰でストーリーは成り立っているし、地球滅亡前にも「FISH STORY」は確りと届いている。宮沢賢治も、ゴッホも、死後に日の目を見たのだから、そんな作品や行動が他にあっても良いのかもしれない。ホラ話に大きな感動はないけれど、親しみやすい人柄の人達で、観ながら応援をしたくなってしまった。ジャンルを絞らずに少し変わった映画を観たい、そんな方におすすめの一作です。#映画 #邦画
東海オンエアの以下動画が好きです。類似の動画があれば教えてください。・2017年11月25日【真剣勝負】路面電車が遅すぎるから自転車で勝てる気がする!!・2018年6月9日【逃げ隠れすんな】日本全国で「かくれないんぼ」したら1日で見つかるの?・2023年1月12日【🚘✈️🚃】岡崎から3つの手段で移動して、同時に到着する日本の場所どこやい!!!!・2018年3月30日【中心はどこ?】本州最北端と最西端を同時に出発したらどこですれ違うの?・2019年7月23日【文理対決】行った場所の位置情報を繋げてより面積の大きな三角形を作れ!!・2019年8月17日いきなり山奥の秘境に置いていかれたらてつやはどうやって帰る!?・2020年12月26日【大冒険】メンバーを僻地に配置!帰宅させるな!・2022年11月13日【時間無制限】自転車で遠くまで行くシンプル競技で「2位」になったら優勝!・2022年12月25日景色NG、時間NGのドライブで岡崎に一番近いところで降りたやつが優勝!!有識者の方、よろしくお願いします。
「PERFECT DAYS」トイレ清掃員の日常と非日常を描く心地良い作品。幸せの尺度や人生の価値観は人それぞれで、無意識に生活の正解を求める社会は苦手だし生きづらい。トイレ清掃員だろうが、安い居酒屋だろうが、カセットテープだろうが、個人が良ければそれで良い。本来は映画にするまでもない平山さんの日々を、美しい映像と音楽と共に映画館で観られて良かった。彼にとっての「PERFECT DAYS」から、生き方の多様性を少しだけ後押ししてくれたような気がする。こんな作品とまた出会えるのを楽しみに生きたい。#映画 #邦画
「サバカン SABAKAN」徐々に涼しくなって来て夏の終わりを迎えている頃に、とても夏らしさを感じる映画を観られました。「子供が初めて見る実写映画に!」まさにその通りで、子供の時分に経験すべきであろう大切なことが96分に詰まっていたと思います。学校という極めて閉鎖的な空間、写真に収めることもしない2人の大冒険、少年たちの友情の在り方。80年代ならではの空気感が最高に良かったです。2人の少年がイルカを見に行く1日が物語の核となっていますが、東京23区の地図を片手に友人と自転車旅をしていた、中学生の頃を思い出しました。あの頃はスマホも持っていなかったし、知らない道を走るだけでとてもワクワクした覚えがあります。葛西臨海公園を超えて自転車でディズニーリゾートまで行けるルートを知った時はめちゃ感動したな。学校の成績や大量の宿題、貧乏な家庭や友人関係。それぞれ悩みを抱えている中でも、純粋な気持ちが2人にあると考えると、涙が止まらなかったです。また夏を感じる季節になったら観ようと思います。#映画 #邦画
都心から羽田空港へのアクセス手段は主に2つ。京浜急行電鉄と東京モノレールだ。実家からだと後者の方が約200円高いため、基本的には京急を利用している。ただ、今日はレインボーブリッジや京浜運河を久しぶりに見たくなり、東京モノレールを選択した。しかし、帰省ラッシュは終わっているとは言え、普段よりは多くの人が羽田空港へ向かう8月17日の午前7時。モノレールに乗る際に人波に押されてしまい、スーツケースと共に奥の窓際に。やばいこっちは海側じゃない…。たった今、首都高を見ながら天王洲アイルに到着しようとしている。
「リバー、流れないでよ」良すぎました。映画館へ観に行けて良かった。「ドロステのはてで僕ら」にはあまりハマれなかったのですが、今作はめちゃくちゃ好きです。タイムループの設定を各々が素早く受け入れて、後半は旅館ふじやの人間模様を描いてゆく。ただのSF映画ではなく、中弛みしそうな場面で感情を揺さぶられるから観ていて全く飽きない。予想以上に好きな映画だったので、滅多に購入しないパンフレットを久しぶりに手に入れました。まず貴船という舞台設定が素晴らしい。穏やかな風景と空気が時間を忘れさせてしまう。2分間戻ってしまうタイムループの映画に持って来いのロケーションで、観客もまるで旅行気分。「リバー、流れないでよ」のタイトルにもあるように、川のせせらぎがとても心地良かったです。そして藤谷理子さん演じるミコトの人柄。彼女の目線で映画が進んでいることに最初は疑問を抱いていましたが、徐々に納得をしました。これはミコトの映画だ。いや正確には他の人の映画でもあるのだけれど、後半からは完全にミコトの映画になっていた。ただタイムループを繰り返す展開から、あんな真っ直ぐな想いを観られるとは思わなかったな。ミコトはもちろん、雑炊の2人や作家の方やタクの今後を考えると少し涙が出てしまいました。やはり過去と未来を想像で補う作品は好きです。#映画 #邦画
「15時17分、パリ行き」生き方が詰まっていました。問題の事件シーンは後半の30分くらいですが、それまでの彼ら3人の過程が結末に繋がっていて、行動要因が分かる作り方が映画として秀逸。なぜテロの被害を最低限に防げたのか、なぜ行動に移すことができたのか…彼らの生き方ですね。旅行のシーンがあまりに普通すぎて、事件は唐突に起きることを感じられたのも良かったです。それにしても本人出演は凄い。もちろんキャストを置くよりも再現性が高くて、事件シーンの緊張感が高いレベルで続いている。彼ら3人を始めとした演じられた方々と、クリント・イーストウッド監督の手腕に正直脱帽です。あんな行動をしたいとは簡単に言えないけれど、同じ1人の人間として生き方にとても憧れます。#映画 #洋画
「少女は卒業しない」卒業式までの2日間の物語。4人の少女それぞれの卒業とそれに向き合う姿が描かれていて、交わるようであまり交わらない。山城まなみは卒業式で答辞を任され、後藤由貴は彼氏との距離感に葛藤し、神田杏子は中学からの同級生を信じ、作田詩織は地獄のアディショナルタイムを乗り越えようと彼女なりの努力をする。高校という独特な空間がとても良い。私は附属高校だったから状況は異なる部分もあるけど、自分の学生時代をつい思い出してしまう。答辞なんて務めるタイプではなかったし、卒業式直前に何かを変えようとなんて思わなかった。それでも共感をしてしまうのは、曲がりなりにも高校生としての3年間を過ごしたからだと思う。卒業式の雰囲気、登下校の道中、自分の居場所。この映画みたいな綺麗なストーリーは僅かだとしても、誰しもが過去を思い出す瞬間があるはず。まだ若いうちに観られて良かった。#映画 #邦画