京極夏彦の『了巷説百物語』が発刊された。総ぺージ数1149頁は、これまでの読書人生でも一番多い。分厚すぎて機械に入らず、カバーはすべて手巻きでかけたそうだ。7刊仕立てのシリーズがようやく終わる。最初の『巷説百物語』が出たのはまだ大学を卒業したばかりのころで、新刊が出るたびに夢中で読んだもんだった。最新刊を読むことを楽しみに、お盆前の仕事を乗り切った。せっかくだからこの連休で、最初から読み直すことにした。だけれどこれが全然終わらん。まだ3冊目だから、連休中に最新刊までたどりつかん。お盆明けは長い出張で、重いこの子は連れていけない。はやく読みたい。参った。