酒に酔ってはいる、さりとて前後不覚でもない白河夜舟、うつらうつら閉じかける瞼に抗いながらそんな時に芥川龍之介を読むのが好きで「侏儒の言葉」を斜め読むことが多い初めて読んだのは高校生の頃か難解という程の事もないけれど、腑に落ちるには幼かったのか歳を経るごとに理解が行くようになった皮肉でシニカルで、少し斜に構えた文章も酔ってたり眠たい頭で向き合うと、投げやりな気分と相まってむしろしっくり来たり人生はマッチ箱のようなもの重大に扱うには馬鹿馬鹿しい、重大に扱わねば危険である例外や喩えやアイロニーや二律背反今の自分はこの本の影響を多少は受けているみたいそれにしても電子書籍は安価で便利、青空文庫バンザイ