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Tomas

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野外スケッチ会

石造りの資料館で9月に個展開催します
宜しく😘
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ぽちた

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俳句には何かとご縁があるなあと思った、今日のエピソード。

今朝は早くから仕事で、こちらの素敵な滝の撮影に。

しばらくすると4人組のマダムがやってきて、何やらメモ帳に書き付けながら滝を眺めている。

俳句を嗜む者にはすぐピンとくる光景。声をかけてみるとやはり吟行だった。馴染みのない方のために説明しておくと、「吟行」というのは俳句の題材を求めて風光明媚な場所を回り、そのロケーションの中で句作をすること。絵描きの同好者が野外スケッチに出かけるようなものだ。

話を伺うと、水戸の結社の先生とそのお弟子さん達とのこと。「宜しければ被写体になってくれませんか?」と持ちかけると、快くご承諾いただいたばかりか、先生が一句提供してくださった。


岩十個うたれつづけて秋の滝


岩を打つ落水のダイナミズムを写生的に描きつつ、「小野川不動滝」というこの滝の肩書も捉えている。お不動様の名を頂く滝ならば、かつては信仰の場であったことだろう。滝行に耐える修験者の姿が、滝壺に並ぶ岩の姿と重なる。

そうこうしていると、滝壺でひと泳ぎしていた筋骨隆々の若い男性が、崖をよじ登ってやってきた。マダムたちが嬌声を上げながら、半裸の男を取り囲む。

その光景で私も一句。


滝壺より益荒男上がり来て新涼


すかさず先生が添削を入れる。

「ここへひとつ“の”と入れると、もっといい」


滝壺より益荒男の上がり来て新涼


うんうん。マッチョの男たちの存在感がグッとフォーカスされて躍動的になった。流石は結社を束ねる先生のお手並みである。

#俳句 #滝 #小野川不動滝
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