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れこ

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わたしのロールモデルのお姉さんの記憶が頻繁に浮かぶようになってきたので、高知に行く機会なのかもしれないなあ、、


--思い出(長い)

前前職で新規プロジェクトとして、各地の逸品食品なのに国内流通されていない商品を自社展開する取りまとめをしていて、各地の食品会社さんに営業に来ていただいたりすることを、他のプロジェクトと並行して進めていた頃のこと。
わたしは勿論食品仕入れの経験などなく、各社営業さんから多くの教えを頂きどうにかこうにか進めていた中で、出会った高知の営業のお姉さんがとびきり大好きになった。

仕事もできるし、とにかく明るい、会うだけで元気をもらえるひと。
その会社は高知の小さな町の三セクで、一緒にいらしてくれる取締役が町から出向していて、美味しいものを町で作りたい、いろんな人に届けたいという思いをお二人が共有していて、彼女の営業力を高く評価しているのもとても好きだった。
ただ、自社内の評価基準には少し外れてしまっていて、仕入れできないのは機会損出でしかなかったので、どうにか役員のお墨付きをもらい、仕入れ開始となった。懐かしい、嬉しかった。
その後わたしが高知拠点に出張している時には噂を聞きつけて挨拶に来てくれたりと、営業力の高さなのかもしれないけれど、わたしもこういった細やかな仕事が出来たらなあと憧れていた。
いつかひろめ市場で乾杯しましょうね!東京だとどこにしましょう?などといつも通り話して別れた気がする。

プロジェクト立ち上げのわたしは、運営が回り始めたので別チームに引き継ぎを終え、他の業務にあたっていた半年ほど後のこと。
お姉さんの会社の取締役から「れこさん(本名)にご連絡します」と個別メールが届いた。
メール内には、営業の彼女が、車の事故にあったこと、助からなかったこと。飲酒のない、単独事故だったこと。お葬式がご家族で終わったこと。
ただただ疲れた彼女を1人で運転させていたことが悔やまれること、がかかれていた。

いまだに何度考えても、あんなに明るい彼女のことだから、仕事で疲れてしまって、ちょっとしたことが原因で事故になってしまったような気もするし、明るい人だったからこそ、裏ではひとり辛さを重ねていたのかもしれないなど、推しはかっても仕方ないことだし、
ただひたすらもう一度会って、できたら休んでと言いたい。

高知、行きたいな。

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