大般若経578巻、通称理趣分(りしゅぶん)毎回お祓いやご祈祷の際に読経させていただいているこのお経について紹介します。①三蔵法師が天竺より持ち帰った大般若経全600巻がこの1巻に凝縮されているそうです。理趣分を読むことは大般若経全600巻を読む功徳に相当するされています。②理趣分を読むと十六善神とい強力な仏教の守護神の加護があるとされます。ちなみに十六善神は四天王+薬師十二神将が合わさったものとされます。さらに沙悟浄のモデルとなった深沙大将という強大な大般若経の守護神である鬼神の加護があり、一切の悪魔や災難を退散させるとされます。③読まなくてもおいた場所は聖域となり、持つだけで一切の四天王が常にそばにいてくれるという御利益があるとされます。また、このお経をバラバラとめくった際に起こる風を梵風といい、当たるだけで災難が消えるとされています。なお、大般若経理趣分自体はお坊さん以外の方も唱えられるお経でAmazonにも販売されています。長いお経ですが、かなりの御利益があるので興味のある方はぜひ読んでいただけましたら幸いです。