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あば

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タバコ吸うて、細雪(谷崎潤一郎 著)でも読もうかなぁ。久しぶりに
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nkwx

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そういや今家に日本三大奇書のうち二つが揃ってんだよな……「鍵」(谷崎潤一郎著)読み終えたらそっち読みましょう
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ゆーちゃん

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#読書 #愛読書

今日の移動のお供は、谷崎潤一郎・著「陰翳礼讃」にした

谷崎はこの随想的評論集の中で、表題でもある「陰翳礼讃」を通して、日本文化と西洋文化の相違を美しい文体で浮き彫りにした

光と影、その影の部分=陰翳にフォーカスして、陰翳が創造した日本ならではの芸術・文化の中に美意識・美学を見出した

この秀逸な陰翳を核とした評論では、建築・照明・紙・器・食べ物・化粧・能や歌舞伎の衣裳の色彩など多岐に渡る考察がなされている

今日ランチの後に虎屋の羊羹を食した時、照明と羊羹の関係性を論じた部分が頭に浮かんだ

「かつて漱石先生は『草枕』の中で羊羹の色を讃美しておられた…あの色あいの深さ、複雑さは、西洋の菓子には絶対に見られない。…だがその羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、ひとしお瞑想的になる。人はあの冷たく滑らかなものを口中にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって舌の先で融けるのを感じ、ほんとうはそう旨くない羊羹でも、味に異様な深みが添わるように思う。」

私はこの一節に、谷崎の発想力と表現力の凄みを感じたのだ
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