今日は新米を届けに親戚の家まで行ってきました。同じ県内とはいえなかなかの距離があるので、ちょっとしたドライブ気分。数年前旦那さんが認知症になり、施設に入居して以来ずっと一人暮らしをしている80歳すぎのおばあちゃんですが(私はいまだに癖でおばちゃんと呼んでいます)庭や畑はいつお邪魔してもキレイに手入されていて、毎度驚かされます。うちより何倍も広い敷地に畑を作り、遠く離れた娘達や孫達のためにせっせと野菜を作っては宅急便で送り、近所の人や私達のように時々訪ねてくる客人があればお裾分けしたりしながら慎ましく暮らしています。いつだったか疑問に思い「よくこんな広い畑をたった一人で管理してるよね。野菜を作るだけでも相当な面積なのに、余すとこなく全部使ってるし、庭にもお花がたくさん育ててあるし…嫌になったことってないの?」と尋ねたことがあります。するとおばちゃんは「雨の日以外、畑の草取りを1日も欠かしたことがないの。私が野菜を作ったりお花を育てることで喜んでくれる人がいるうちは続けるつもりよ。それが生きがいだもの。私から畑仕事を奪ったら何も残らないですぐボケちゃうわ!」と笑って答えていました。その時「なんと逞しく強い女性なんだろう!」と感動した覚えがあります。週に1度か2度、施設にいる旦那さんの様子を見に行き、近所の仲間数人と朝夕の散歩を欠かさず行い、とにかく精力的に活動するおばちゃん。気持ちがとても若々しくて、とても80代とは思えないほどよく動き、よく笑い、よく食べる!家にお邪魔するといつもホッとします。それはきっと、おばちゃんの人柄がにじみ出ているからなんだろうなぁと感じます。私は仕事柄高齢の方と一緒に作業したりお話をする機会が多いのですが、趣味や生きがいを持って精力的に活動されている方というのは常に前向きで愚痴などこぼさず、明るく元気な人が多いように感じます。偏見や差別意識を持たず、年下の人にも敬意を払って接している姿などを見ると「さすがだなぁ…」と思ってしまいます。私は年長者の方々から学ぶことが多く、日々勉強です。#親戚の家のお花達(一部撮影)#広い畑と野菜#ゴーヤも育ってます