夢は、われわれの、夜間の空想の混沌たる集合体はある意味を持っており、新しい知識を与えてくれる。暗号で書いたことのある種の文字のように、これを詳細に調べてみる時は、夢の文字はまるでたわ言のような最初の外観を失い、真面目で知的な便りの面目を示す。あるいは別言するならば、一度文字を書き、さらにその上にまた文字を書いた再記写本のように、夢は、その無価値な表面的性格の下に、ある古い・貴重な消息の痕跡を表すのである。サリーの論文『啓示としての夢』フロイト 夢判断