ルームにご参加下さった皆様ありがとうございました。【予告】次回は8月30日(金)19:30~「【カンチガイしてない?】自分を大切にする、とは」今回は「傷ついた支援者に起きること」についてお伝えしました〇STSD (Secondary traumatic stress disorder)・二次的外傷性ストレス障害・「大切な他者が経験した外傷体験を支援者が認識することで生じる,自然な行動および感情として定義」され・それは心に傷を負った人や苦しんでいる人を助けるか,助けたいということから生じるストレス・他者の語る人生史に関わる外傷体験に耳を傾けることで,二次的に曝露された結果として生じる症状・誰しもが罹患する可能性の高い疾患・具体的な発症機序については不明な点が多い〇傷つきを負った支援者の中に起きると考えられること健常者:自分の経験に伴う不快情動や、共感の際に生じる不快情動に対してコントロールするための認知的再評価 → 不快情動の解消・心身の症状の低減STSD者:他者のトラウマへの共感時に、自身の恥を伴う経験が再想起され症状の発症に繋がる可能性↓恥をかいた記憶がメタ認知をネガティブに歪め、自分の記憶や共感の時に生じる不快情動に対する認知的再評価が困難になっている可能性〇傷ついたトラウマ支援者の認知メタ認知…他者視点を用いてスキーマを変換し、自分に対する客観的な評価を行うモニタリング機能の一つ 〇健康な場合…ストレスフルな状況に対しポジティブな認知的再評価を行う関連する脳部位…背内側前頭前野〇精神疾患のある人…ネガティブに歪んだ他者の視点を用いて自己に対する認知的再評価 →ネガティブな自己認知・自己焦点化や反すう→ 症状が維持・悪化〇トラウマのある人…健常者と比べて他者をネガティブに捉える関連する脳部位…内側前頭前野の活動上昇や、扁桃体-内側前頭前野-下前頭回の機能的結合が増加〇他者に共感してトラウマが賦活する人…他者の外傷体験への共感することをきっかけにPTSD発症。相手の体験と似た恥の記憶を再想起→ メタ認知をネガティブに歪める可能性(恥とメタ認知には負の関係性)→ 認知的再評価困難 → 症状の出現#恥 #トラウマ #PTSD #カウンセリング