格闘技マイベストミュージック総合格闘技『PRIDEのテーマ』1997年、プロレスの格闘王高田延彦とバーリトゥード(何でもありルール)無敗のヒクソン・グレイシーとの戦いが行われたこれが総合格闘技『PRIDE』の原点試合はヒクソン・グレイシーが腕ひしぎ十字固めで圧勝プロレスファンは「まさかの結末」に激しく動揺した今でこそ、総合格闘技の選手に、格闘技の門外漢であるプロレスラーが挑むのが無帽であることは常識だが、当時のプロレスはあらゆる格闘技の頂点に立つジャンルだと思われていたこうして、「本当に強いのは誰か」を決めるのはPRIDEのリングであるとの認識が一気に広まり、また、プロレスラーが総合格闘技に挑戦しては無惨に敗れるシーンが相次いだ そんな中、高田延彦の弟子桜庭和志が、勝利を挙げて「プロレスラーはほんとは強いんです」とマイクアピールし、PRIDEの人気はさらに過熱高田延彦はPRIDEのリングで現役引退し、PRIDE統括本部長に就任し、イベントを盛り上げる前田日明のリングス、佐山サトルの修斗からも次々と有力選手が続々参戦さらにK-1からやってきたミルコ・クロコップが打撃で勝ち上がり、PRIDE史上最強の絶対王者エメリヤーエンコ・ヒョードルと対決した頃、その人気の頂点に2003年にはPRIDEの大晦日イベント「PRIDE男祭り」、曙とボブ・サップが戦ったK1の「Dynamite」、猪木主催の「INOKI BOM-BA-YE」の3イベントが、フジテレビ、TBS、日本テレビの3局で開催され紅白歌合戦を超える視聴率をあげたしかし2006年、フジテレビが突如コンプライアンスを理由に撤退さらに2007には有料放送で高収益となったアメリカ総合格闘技UFCを運営するズッファ社にPRIDE興行権が買収され、有力選手も引き抜かれた経営者の榊原信行氏は7年間の競業禁止が契約に織り込まれ、世界最高峰の総合格闘技イベントはわずか10年の歴史に幕をおろしたその後、2008年に一部スタッフが大晦日に格闘技イベント「やれんのか!」を立ち上げ、さらに「DREAM」を開催DREAMは2013年に活動を停止するが2014年、協業停止が解けた榊原信行氏が新たな格闘技イベント「RIZIN」を立ち上げ、現在に至る人気選手の入場曲はコメント欄へ