「相対評価」「絶対評価」どちらがよいか?大学の教員養成課程のディベートの授業で上記テーマを扱った。義務教育での評価について。私は「相対評価」チームに入ったが、相対評価賛成なのではなく、絶対評価も総体的な評価のため、真の意味での絶対評価は難しい、ということで消去法で相対評価チームを選んだでは、あるラインを超えたら評価Aをもらえるという絶対評価軸があったとする。あるラインを越えた児童と、検定1級レベルをもった児童がいたとしても、どちらもA判定になる。この例は極端ではあるが、社会でも「あの人と同じ給料?!」という状態は良く目にする。言いたいのは、この“あるライン”を越えたら。そのラインは“だいたい上位25%くらいの児童が越えそうなライン”を設定するしかない。その“あるライン”を決める、という行為がすでに相対的である、と考える。相対的な評価を完全に排除して、絶対的評価をすることは非常に困難だと思う。なぜならば、人間は不平等だからである。詳細は各自でも考えてみて欲しい。また教育産業で良く使われる指標である偏差値、という概念も、相対的な評価である。受験においては、受け入れ上限という運営側の事情もあるので、あるラインを越えたら全員合格!とはできないのである。受験という重要なイベントで使われている指標が相対的な評価なのに、義務教育で使われる成績評価が絶対的であることでのギャップも発生することになる。以上より、絶対評価は困難であると考える。相対評価が良いとは言い切れない。絶対評価が悪いとも言っていない。両極端な二元論ではなく、両極論が必要である。ということを主張したかったんだけど、当時は(いまもだけど)人見知りだったから一言も言えず、ボロクソ言われちゃったなぁ