秋冬が恋しい。残暑真っ只中に冬物を織りたくなる、せっかちなこの性分。私めちゃくちゃ暑がりなんです。真冬でも、コートの出番がほとんどない。個人的には暖かい色合い×防寒着だと、もはや暑苦しい。そこで考えたのが、寒々しい色合いの羽織物、というのはどうだろうか。バカバカしい発案からスタートしたが、市販品ではあまり見ない(当たり前だ)面白いものが織り上がりました。粉雪ストールと名付けたストール。経糸がウール50%、綿50%(だいたいね)の構成。横糸は綿がメインですが、スピンウールを全体の70%くらいに混ぜ込んでいます。水洗い(縮絨)の行程でウールの方がガッツリ縮んで、厚みとうねりが出る。横糸に混ぜ込んだ白のスピンウールが浮き立ち、まるで粉雪が積もっていくような表情に。綿のサラサラ感と、ウールのふっくら感が入り混じった、ちょっと重ためのモコモコ大判ストールになりました。ウールのコートよりは軽いですが、全身ゆったり包み込める、なかなか優秀な防寒アイテムです。色のイメージは氷の城。アナ雪よろしく、寒々しいを簡潔に現すならコレだな、と。#さをり織り#織り機#手織り#ハンドメイド#大判ストール