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ホギギ

ホギギ

メダリスト、成人諸氏が毎話嗚咽をあげながら鑑賞することでいまではすっかりお馴染みのこのアニメ。ネトフリとかいろんなとこで見れます。

多くの視聴者はプレイヤーであるいのりさんより年上で、彼女の活躍をマネジメント側ーー司先生に近い眼差しで見つめていることと思われる。
更に言えば、ふたりや他のタッグの純粋な支え支えられのたっとい関係に特別な感情を湛えている人も少なくないと思う。
そのファン心理を、主題歌BOW AND ARROWの中で、解釈の具現こと米津玄師は精緻に捉えている。
「手を放す」と言うと離別や突き放すような印象も感じるものだが、殊、本作品においては行っておいでと背中を見送るような情景に様変わりする。さながら矢を放つように。ただただお見事というほかない。作品を世に放つ時の米津氏にもそんな感慨があるのかもしれない。でも絶対間奏つくっててリリース版のアレンジ変えただろ。

多くの人は手塩にかけた教え子も、作品も持たず、それも相まり、ひたむきに努力する子供という未来の概念そのものがまぶしく胸を打つ。
推し、とかいうきっっしょい言葉が世に蔓延って久しいが、推すプレイヤーに送る視線は元を辿ればその眩しさにあるものと思う。まさに司先生の眼差しがそれに近しく、そういう民草の心理の潮流もうまく捉えている。
なにより米津氏は推す側・弓側・マネジメント側の司先生の視点で歌詞を書いていているだろうにも関わらず、描いたジャケットがその視線の先のいのりさん、と言うのが唸らせられ、更によく見るとそのいのりさんの目線の先には司先生の存在が感じられるという、なんとも狂おしい。羽生結弦の出演するMVも、同世代のスーパースター同志の邂逅という視点でも素晴らしかった。

最高なので見てください。いや別に見てほしいとは思ってない。精々もっと早く見てればよかったってなればいい。
GRAVITY
GRAVITY9
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