カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況』読みました議会主義の基本的理念は公開性と討論であるが、現状の大衆民主主義はそれが崩壊していると指摘している。ここで必要とされるものが合理主義的な独裁または熱狂的で非合理的な社会主義体制であり、議会主義は=民主主義ではないと彼は考えているためこれらは議会主義とは矛盾しないと説明している。独裁は正当化しないが、今の議会を考える一冊として参考になる。