モラルハラスメントや差別を「されてる側」も「する側」になってる。人は基本的に「自分より弱いものを尊重できない」という性質がある。小さな子供や、知的障害者相手であっても「○○していただけませんか?」のような言い方をしないといけない。人は基本的に、このように相手の事情や意思を尊重することができない。「おまえは私より仕事してないんだから」「おまえは私より弱いんだから」「おまえは私より頭が悪いんだから」「おまえは私より地位が低いんだから」という感覚をなくすことは、人間には基本的にできない。「私も誰かに差別をしている」という認識を持つようにすれば、いくらかよくなる。どんなにがんばっても「私の方が頭いい、正しい、立場が偉い」などの認識によるモラルハラスメントや差別はなくすことができない。いくらかよくすることができるだけ。