今チコちゃんで仲良くなると「おそろい」にしたくなるのはまだ仲よくないからというのがやっていました。おそろいというのは本当に仲が良いかに対する不安の現れで、真の仲良しなら必要としないらしいです。アメリカの心理学者さんであるバーナード・マインスタインさんが1977年に提唱した「SVR理論」という理論に基づいた考えだそうです。SVR理論とは、人間の関係は「刺激(Stimulus)」「価値観(Value)」「役割(Role)」の3段階で発展するとされているというもの。「刺激」とは、外見、行動、社会評価、いわゆる第一印象。恋愛であれば片思い〜交際初期辺り。「価値観」はその人の考え方。お互いが同じ価値観であれば安心し、違う価値観を持っていると不安になったり冷めたりしやすくなる。「役割」これはお互いの欠点を補い合ったりする段階。この段階までくると価値観段階とは打って変わって相手の違いに寛容になる。もちろん諦めも含む。諦めてでもその人と一緒にいたいという感情である。解説の方曰く、自分たちが本当に真の仲良しであるかは質問一つで分かるそうです。「相手の助けてあげたいところはなんですか?」親友やカップルなど"自称"真の仲良し5組この質問をしていました。4組のパートナーは、「別に助けてあげたいところはないかな」という反応でした。1組だけ、2人の女の子の親友が別の回答をしました。片方が凄まじい方向音痴なので、マップとか調べてあげたりしているそうです。この1組のみが真の仲良しで、あとの4組はまだその段階にはいないということだそうです。個人的にこの話には物凄く身に覚えがあります。例えば、ある友達とは幾多の喧嘩や議論を重ねて、呆れつつも受け入れてきました。むしろ「この違いは創作者としてこれほど喜ばしい話はない」とまで言える程です。逆に関係が切れてしまった人とは、かけがえのない存在になる前に価値観の違いに耐え切れなくなってしまうことが多かったです。これは周りの知り合いや親族などの、他の人の別れ話でも同じ傾向がありました。ただし、おそろいは「価値観を合わせたい」つまり「まだ一緒にいたい」という気持ちです。長い目見て、違いを受け入れていけたなら真の仲良しになれる日も来るかもしれません。#ひとりごとのようなもの