映画【あんのこと】の感想(その1)可もなく不可もなく。実話を元にの悲劇の話はキツイ。このキツイは滑った時に実話を元にして人が亡くなっている話だとその方は余計に浮かばれないだろうなと思ってしまうからだ。人が亡くなってる話をたとえるのに適切かどうかは置いておいて、芸人さんの鉄板ネタをど素人風情が居酒屋などで話して、どんズベリするのに近い。せめてやるならお話として成仏させてくれよウケるように話してくれよって思うと思う。なので実話ベースは、吉田恵輔監督は観客が勝手にこれはあの話を元にしてそうって想像して実話を元にしてるよね?って本人が明言しないから配慮してる映画と(そもそも実話をヒントにしてないかも知れないので)実話を元にを公言してしまう映画タイプの2種類があるように思います。ただ今回の【あんのこと】は、このような世の中の雑踏やコロナ騒ぎによって埋もれた1人の少女の悲しい物語が実は今もあなたの隣で起こってるのかも知れないと思わせたいから公言してる部分もあると思えるので致し方ないでしょう。監督はライムスターの宇多丸さんが激推ししてた【SRサイタマノラッパー】の入江悠監督。僕は【SRサイタマノラッパー】は未見です。物語としては闇金ウシジマくんの登場人物かのような地獄のような家庭環境で育った少女の人間として自立再生の物語。母親からウリをやって稼いで来い!と言われる時の暴行はちょっと演技蹴りなのがわかりやすかったりします。佐藤二朗さんが良かったです。(その2)へ続く#あんのこと#入江悠#ライムスター宇多丸#SRサイタマノラッパー#映画感想