『虹の曲線の角度って決まっているの?』はい、虹の曲線の角度は物理的な原理に基づいて決まっています。虹は、太陽光が水滴に入射し、屈折・反射・再屈折されることで生じます。この過程で光は分散し、色ごとに異なる角度で出てきます。虹の主要な角度は以下のように決まっています。- **一次虹**: 太陽光が水滴内部で1回反射してできる虹で、観測者の目に入る角度はおよそ **42度** です。赤色の光は水滴から42度の角度で観測され、青色の光はこれよりわずかに低い角度で観測されます。 - **二次虹**: 水滴内部で光が2回反射した際にできる虹で、一次虹よりも外側に見えます。この場合、観測者の目に入る角度は **50度〜53度** になります。このため、虹の曲線の形や大きさは観測者の位置や太陽の高度に依存して変わりますが、角度そのものはこれらの物理法則に従っています。