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らいと

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プロレス格闘技関連音楽の最終回
闘魂三銃士と「猪木問答」

今でこそプロレスは予め勝敗の決まっているショーだというのは一般的になっているが
アントニオ猪木の時代はそれは覆い隠されていた

前田日明や高田延彦が源流となり生まれたK-1やPRIDEのような競技色の強いイベントで格闘家にレスラーが続々倒されていく
更に重鎮レフェリーのミスター高橋が自著で「すべてのプロレスは結果の決まっているショーだ」と暴露しプロレスファンはさらに打ちのめされた
プロレスに取り残されたレスラー達は苦悩

新日本プロレスのエース永田裕志は猪木の指示でミルコ・クロコップ、エメリヤーエンコ・ヒョードルとの試合に駆り出され惨敗

闘魂三銃士と呼ばれた武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋は三者三様

1999年橋本真也は猪木の差し向けた元柔道家小川直也に倒され引退を余儀なくされ新日本プロレスを退団、ゼロワンという団体を立ち上げ

そして2002年
猪木がレスラーに格闘技をさせる流れに抵抗し武藤敬司が若手レスラー、スタッフを連れてライバル団体の全日本プロレスに電撃移籍

蝶野正洋は驚きつつ、自分たちに格闘技ではなくプロレスをさせてほしい、そう思い
アントニオ猪木をリングに呼び寄せる

「俺たちの上に神がいる
ミスター猪木」

すると、炎のファイターINOKI BOM-BA-YEが流れ、アントニオ猪木がリングに上がる
そしてマイクを奪うと、いきなり話し始めた

「元気ですか〜」

盛り上がる観客
猪木は続ける

「俺は怒っている」

皆が猪木に注目

「武藤や馳なんかはいいが、新日本プロレスの心臓部、秘密をもっていかれた
それを指をくわえて見てる場合じゃない
俺は許さんぞ
怒りまくっていたら蝶野が立ち上がった
俺達は怒りはリングにぶつける
新日本プロレスイズムとはそういうことだと思う
違いますかー!?」

そうだー、と盛り上がる観客

そして振り返ると猪木は

「蝶野、オメーは怒ってるのか!?」

場内が蝶野に大歓声

「聞いたか蝶野、みんなオメーに期待してるぞ」

それに蝶野はこたえる

「俺たちは、ここのリングで、(格闘技ではなく)プロレスをやりたいんですよ」

猪木はどう答えるのか
その続き、そしてこの時代を生きたプロレス関連音楽はコメント欄に書いていきます
GRAVITY

炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~

マイケル・マッサー,Siena Wind Orchestra

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