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まくすうぇる

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理知的で深く聞いていて面白い会話はどうやって発生するのか

例えば、〇〇とは何か、どういうものなのかみたいなスタートの会話って
思ったように深まらないというか、
空理空論から抜け出せないイメージがある
理屈だけが上滑りしていると自分は面白く感じない

深いとか面白く感じる時は、スタートがエピソードであることが多い
特にエピソードの話し手が、空気感の表現が上手く、条件付けによる思考の「場」の造りがしっかりしている事
会話の受け手側が「場」を把握持続しつつそれに沿ったまま広げる事ができていると
面白い会話がなされていると感じる


ちょっと詳しく説明する
空気感は、まぁそのままの意味だけど
必ずしもエピソード表現力がなくても良い、
同じ映画を観たあととか、同じルームでモヤッとしたあととか、同じ職場で過酷な残業のあととか
何であってもいいけど、温度感がおおよそ揃っている状態が望ましい


条件付けによる思考の「場」というのは、
例えるなら「A村に人口何人、B村に人口何人。A村からB村へ娘が1人嫁いで行きました。それぞれの人口は何人?」って問題に対して、
算数的な「場」と見れば単純に1人減って1人増えてる
でも、生物的な「場」なら繁殖の値を含めて答え出すだろうし
もう少し社会として見る「場」なら亡くなった人の数やそれぞれの村の疫病の歴史から免疫を考慮して推測したりする

「場」の性質を把握するために前記の空気感を利用したりもする
会話の受け手側がこの「場」を認識しきれていなかったり、「場」から大きくはみ出したりすると、「いや、そういうことじゃない」になる


ただ「場」を造った人の考えの中だけで会話してても深まらないから、「場」の範囲内でその人が考えてない部分を調べたり、「場」を広げることができる部分を尋ねたりしていく 
快適な「場」は程よい思考の余地があり広げる時にも柔軟性がありつつ、これ以上は「場」を越えるというラインが明確にある

また、「場」も不動のものではなくて、徐々にズレていくことで発見がある場合もあるし
「場」に思考の余地がなくなってきたら、今度は受け手側だった人が関連する「場」を提供したりして、それがさっきの「場」の本質を上手く再現していたらさらに深掘りすることができる

そういう会話聞いていると楽しいなと思う
GRAVITY5
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