ルームにご参加下さった皆様ありがとうございました【予告】次回は8月15日(木)19:30~「ヨガがいいとき悪いとき」についてお伝えします。今回は「ヨガと医療」についてお伝えします。〇ヨガの心身医学領域における使い道①ストレス性の症状を軽減するための医学的治療の補助療法②言語的心理療法に対する抵抗が強い患者に対する代替療法…言語的心理療法の導入を容易にしたり, 心理療法を円滑に進めるための身体的アプロー チ③ストレス性疾患のセルフコントロール法・ストレスマネジメント法↓ストレス反応と慢性炎症反応に対して抑制的に作用する…ストレス性疾患,慢性疾患患者に対する医学的治療の補助療法として使われる機会が増えている〇ヨガの効用※()内は推奨グレードB:行うよう勧められる。エビデンスは良質、利益が不利益を上回る。 C:行うことを考慮してもよいが、十分な科学的根拠がない。エビデンスが弱い、または不確実1)Society for Integrative Oncology(統合腫瘍学会)の診療ガイドライン 2017・乳がん患者の不安ストレスを軽減、気分や抑うつ症状の改善、生活の質の改善(B)・治療後の疲労改善に実施の考慮(C)・睡眠障害の改善におだやかなヨガ(C)2)Canadian Network for Mood and Anxiety Treatments(CANMAT)2016 成人の大うつ病患者の管理のための臨床ガイドライン(セクション 5)相補・代替医療による治療 ・軽症から中等度の大うつ病に対して第2選択肢の治療,補助療法として試みてよい3)筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 臨床医のための臨床症例定義とガイドライン 2005・よい身体力学を用いバランスを改善するためテクニックや練習を利用することを勧める4)筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 診療の手引きME/CFS 患者の疲労症状と疼痛を緩和する効果(C)〇ヨガの心身医学的特徴①練習することでストレス反応に拮抗する生体反応が生じる例)筋緊張,疲労感の改善,不安,抑うつ,失体感の改善などの心理的変化②ヨガによっておきた生体反応は、練習者自らの身体・動作,呼吸,注意の向け方によってもたらされる(ケア従事者によるものではなく)→コメント欄に続く