ルームにご参加下さった皆様ありがとうございました【予告】次回は8月29日(木)19:30~「傷ついた支援者に起きること」についてお伝えします。今回は「セルフ・コンパッションとはなにか」についてお伝えします。〇セルフ・コンパッションとは・辛い時や失敗した時,あるいは自分の気に入らない部分に気づいた時などの困難な状況に直面した時に親しい友人に接するように自分自身を理解し,サポートをすること・自分が辛い時に、自分の不完全な部分や欠点を批判したり責めたりせず、自分に対していたわりの気もちをもち、理解を示すこと。・困難に直面した時に自分に思いやりをもち、自身の人間性を尊重し、受け入れること〇いつ頃だれが言い始めた?2000年代初頭・米国の心理学者 Kristine Neff…マインドフルネスセルフコンパッション(心理教育プログラム)「『社会的な競争によって自尊感情を高めることは幸福につながる』というのはステレオタイプだ!」と打破し、一般成人を対象に研究。セルフ・コンパッション尺度を作成。・英国の心理学者Paul Gilbert…コンパッション・フォーカスト・セラピー臨床現場での適用に主眼を置いていた実践と研究〇セルフ・コンパッションの3つの要素①「自分への優しさ」対 「自己批判」「自分への優しさ」…自分の至らなさや何らかの苦痛を感じている時に自分を厳しく批判するのではなく,自分に愛情を注ぎ,優しく接すること「自己批判」…自分の至らなさや苦痛に対して批判を行うこと②「共通の人間性」対「孤独感」「共通の人間性」…自分が直面する苦しみや失敗,自分の不完全さなどの困難が,自分だけが抱える問題ではなく,誰もが経験するものだ、とより巨視的な視点から捉えること「孤独感」…「世界でたった1人,自分だけがそのような困難に直面している」といった孤独感を深めるような捉え方をしてしまう傾向③「マインドフルネス」対「過剰な同一化」「マインドフルネス」…自分の中に浮かんできた考えや感情を無理に変えようとしたり,押しのけたりしようとせずに,平静中立に観察し,気づくこと「過剰な同一化」…困難な状況におかれた際にネガティブな感情やそういった状況のみに意識が向いてしまい,そのような感情や状況のもつ否定的な影響を過度に強調してしまう傾向#恥 #セルフコンパッション