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自分の感情に自覚的になれれば、自分の欲望を理解し、それを積極的に実現しようとするでしょう。そして、もっと「したい」と感じるようになるためには、その行為が賞賛されなければなりません。子供はほめてあげることで、自分の存在価値を確信し、もっとみんなに求められる存在でありたい、と思うようになるのです。こうして、積極的に何かをしたいという「欲望の主体」が育ちます。

 しかし、自分のやりたいことが、みんなが認めてくれるような価値のあることだとはかぎりません。自由にしたいことをやった結果、周囲から批判されてしまう、ということも少なくないはずです。そこで、自分の行為にみんなが認めてくれるだけの普遍的な価値があるのかどうか、それを吟味する理性の力が必要になります。

 人間は、ひとつではなく複数の欲望を同時に抱え、どれを優先するか葛藤しながら生きているところがあります。どれを選ぶか判断するのは自分でしかない。納得のいく判断ができるかどうかは、どの欲望の実現が周囲に賞賛されるような普遍性を持っているのか、それを考える力にかかっています。後にその判断が失敗だったと思うこともあるかもしれませんが、自分で選んだという意味では自由に自分の人生を選択できている。「理性の主体」になるというのは、そういう判断が出来る存在になることなのです。

(『子育ての哲学』 山竹伸二氏インタビュー引用)
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子供が「自由な主体」になるためには、「感情の主体」「欲望の主体」「理性の主体」の三つを育てていく必要があります。
(『子育ての哲学』 山竹伸二氏インタビュー引用)



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