バカらしくカッコいい娯楽映画の名手ロバート·ロドリゲス監督のデビュー作にしてデスペラードシリーズ第1作「エル·マリアッチ」がYouTubeで公式無料配信されてるのでオススメたった7,000ドル(約100万円)で作られた作品で、当初はメキシコのビデオ市場向けに撮った映画だったもののアメリカの映画配給会社から絶賛され劇場公開&さらに評判を呼び、アントニオ·バンデラス主演の続編「デスペラード」に繋がった作品とにかく「低予算なのに良くできた名作」として知られているけど、具体的には·予算は監督が新薬の治験で稼いだ·脇役俳優に親族や身内、現地の一般人を起用してギャラ削減(主役のマリアッチ役を演じているのもまだバンデラスではなく、監督の友達でその後も俳優兼制作としてずっと一緒に映画を作ることになるカルロス·ガラルドー)·声はオールアフレコなので騒音待ちや録音ミスで撮影が止まる心配なし·カメラは手持ち1台·ドリー(カメラを乗せるレール)がなくてもコロコロ椅子に座って撮れる·コンテを細かく切っているのでフィルムを浪費したり撮影アングルで迷う等の無駄なし·ちょっとくらいミスしても違和感なければNGにせずそのまま採用(フィルム勿体ないから)·撮影するシーンで出番のない俳優はスタッフとしてお手伝いしみんなで撮影·走るバスに電線をつたって飛び乗るスタントシーンは主演のガラルドーの実家の裏庭にワイヤーを張って練習·複数あるように見える小道具もシーンごとに上手いこと使い回し·コスト削減のために小道具銃じゃなくて実銃を用意したけど、空砲だと一発で誤作動して上手く動かない😢⇒そうだ!1発撃つカットと撃たれる相手のカットを細かく交互に映して効果音入れたら完璧じゃん🤗などとにかく手作りと工夫で作り上げた作品で、演出に撮影に特殊効果まで「とにかく何でも自分で出来ちゃう」ロドリゲス監督の凄腕は当時からノリノリに冴え渡っていたらしい高校生の頃に見た時はVHSの傷んだ画質と音質もあってか「まぁ低予算ならこんなもんか」だったけど、大人になって&本来の画質と音質で見直したら「すごいな、ちゃんと映画だ…」「こんな面白かったっけ?これ7,000ドルで作ったんだ…」ってなった#映画 #アクション映画 #GRAVITY映画部