「コヴェナント」アフガンに派兵されたジョン軍曹と、通訳として軍曹に従事した現地人アーメッド。タリバンの攻撃により部隊は2人を残して全滅、負傷して動けなくなったジョンをアーメッドはタリバンの捜索を逃れつつ米軍基地まで連れ帰る。一命をとりとめ愛する子供と妻の待つ米国へと無事に帰還できたジョン軍曹とは裏腹に、米兵を取り逃したとしてメンツを潰されたタリバンは通訳のアーメッドに報復すべく賞金をかけ、アーメッドは妻と産まれたばかりの子を連れて逃げ回る生活を強いられる。国に無事に戻れたジョン軍曹だったが命の恩人であるアーメッドの境遇を想い、彼のとった行動は…という実話ベース作品。それなりに話は盛られていると思うが相当に胸に響く作品だった。ガイリッチー監督作品、彼の作品はとにかくテンポがよく無駄な描写がない故にシーン毎に伝えたい想いが汲み取りやすく、観ていてダレないから好き。タイトルである「コヴェナント」は主に約束、契約を意味するがまさにそれに沿った内容でした。良作。