毒親って言っていつまで親に甘えてんの?みたいな内容のポストを見かけたけど、毒親育ちの子供はまず、自分の親は毒親なんだ、という客観的な視点で認識するところからスタートするわけです。だからことあるごとに毒親という単語を出し、毒親を忌み嫌う言動をするのです。そして、そこから抜け出すには多大なエネルギーを消費するわけです。毒親に限らず、子供にとって親というのは家族教の教祖みたいなモンです。◯◯家の宗教みたいなモンです。自分が洗脳状態の思考からの、宗教脱退は本当に大変なのです。自分の人生の何%かをムダに捧げてしまったことを知った怒りは、本人がご自身を大切にするための、そして大切にすることを知らなかったことへの、出るべき正当な怒り(と悲しみ)なのです。この苦労が本当に理解出来る人だけ、石を投げたらいいと思います。もっとも、この苦労を理解出来る人は、人に石など投げたりはしないだろうけれど。