🔹六郷神社(大田区東六郷3)1057年、安倍氏(安倍貞任)を討つべく陸奥国へ向かっていた源頼義・義家親子は、この地に生えていた大杉に源氏の白旗を掲げ石清水八幡宮に戦勝を祈願したところ、その後見事に勝利を治めた(前九年の役)ため石清水八幡宮の分霊を勧請し六郷神社が創建されました。その後1189年に奥州平定に向かう源頼朝も先祖の例に習い六郷神社へ白旗を掲げて戦勝を祈願しこれに勝利を納めました。このため六郷神社は鎌倉幕府から特別な待遇を受け1191年には社殿が造営されました。この際、源頼朝自身により寄進された手水石や梶原景時により寄進された太鼓橋などが現在でも残されています。余談ですが大田区の文化財に指定されている1685年建立の狛犬の顔がなんとも面白いのでこれらと合わせて見学するのも良いかと思います。