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ジンソ🍸

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大江健三郎論 怪物作家の「本当ノ事」
井上隆史 著

1人の人間や作家の1側面を取り上げるとき、大抵イメージ先行やレッテルを貼られてその人がどんな人か?理解が困難になる。

この本は大江健三郎の初期作品から最後の作品まで井上隆史が精読と解釈をしてくれる大江健三郎入門としてすばらしい本だと思った。

大江は多面的だ。

「天皇よ!天皇よ!天皇!」(セブンティーンより)

大江作品を読めば左翼とか右翼とかレッテルはすぐに吹っ飛ぶ。そしてそれは安定しない。常に読者に生き方の問題を突きつけてくる。

そして彼が人間の醜さや醜悪さをどうしようもなさを無かった事にして、きれいごとにしなかった凄み。

魂とは何か?を追求した誠実な作家だと僕は思う。


語りたいことはたくさんある。
川端康成のノーベル賞受賞の政治的理由。
三島由紀夫と大江健三郎の関係。
東大入学の理由であり、生涯の恩師であった渡辺一夫との関係。
伊丹十三との関係。
障害者である大江光さんとの関係。
大江健三郎にとって二葉亭四迷が大きな存在であったこと。
最後の最後まで小説家であった大江健三郎のかっこよさ。

東京と故郷。

最後に母に言われたとされる大江の言葉。作品に出てくる。

「私は生き直すことができない。しかし、私らは生き直すことができる」

誰かが大江健三郎作品を読む機会になれば幸いだ。

#読書
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こっとんばん
スガさんの唄にシンパシーを感じるのは好きな作家が同じだったりするからだろうなあ。 #Eテレ #大江健三郎 #スガシカオ #中村文則
加遠留
大江健三郎が亡くなつた。御冥福を。 『同時代ゲーム』『懐かしい年への手紙』が面白かつた(蓮實重彦の『小説から遠く離れて』を先に読んでおくと理解し易いかも知れない)。この2作品以外では、短編を幾つか読んだ。他の長編を何作品か読んでみたけれども、どれもつまらなくて途中で放棄したと思ふ。 『同時代ゲーム』は話の展開がバラバラである構成のせいで、『懐かしい年への手紙』は衒学的な様のせいで、読み難い小説であると言はれてるやうだ。多分、僕も今読んだらつまんないと思ふのかも。実際、『同時代ゲーム』の文章は悪文だしね(笑)。 さういへば、吉本隆明が『懐かしい年への手紙』を大いに非難してゐたつけ。大江健三郎は偉さうにしてゐて文学者としての重要なものが欠けてゐるとか、『懐かしい年への手紙』を褒める批評家は駄目な批評家だとか、さういつたことを言つてゐた。もう言いたい放題さ😉 #大江健三郎 #同時代ゲーム #懐かしい年への手紙 #小説から遠く離れて #吉本隆明
加遠留
《戦後民主主義時代ゲーム或は懐かしい戦後民主主義への手紙》 大江健三郎死去の記事で「戦後民主主義」といふ言葉を久し振りに見たやうな気がする。懐かすい肝吸アナスイ💜 戦後民主主義は、戦前の権力的な全体主義の反動で、あらゆる権力を否定する思想だ。勿論、現実には権力(特に公権力)無くして社会は成り立たないから、矛盾を抱へてゐる。矛盾を誤魔化すために権力的で全体主義的に振舞ふといふ欺瞞をなしてきた。しかし、20世紀の終り頃に綻びが露呈し、ネット時代になり誰もが発言し易くなるとすつかり凋落してしまつた。 僕達の民主主義は、自由と平等と友愛(「博愛」ではない。)とから成つてゐる。自由と平等とは衝突する。それを調整するのが友愛だ。その友愛の中身は国家による公権力だ。権力を認めたがらない戦後民主主義は友愛が欠落してゐる。 小学生の頃、社会の授業で先生が民主主義の自由、平等及び友愛(当時は「博愛」と呼ばれてゐた。)について、戦後民主主義的思想に基き、説明した。自由と平等については説明ができたけれども、友愛については適切にはできなかつた。このエピソードは、僕にとつて、戦後民主主義の何たるかを端的に示すものだ。 戦後民主主義は、「民主主義」と称してゐながら内実は全体主義だ。それも権力を認めないといふ子供じみたものだ。対して、僕達の民主主義は(近代の産物であるので、その是非を巡つて議論があるだらうが)、公権力といふ公認された強制力を用ゐることを深く自覚した大人のための政治手段だ。 #大江健三郎 #戦後民主主義 #民主主義 #全体主義
たかたかたん
大江健三郎まだ存命だったのね ご冥福を祈りたい #大江健三郎
ミーちゃん🌟
坂本龍一さんや大江健三郎さんの死について考えると、死はやはり突然やってくるんだ… 昨日は実はリアル友達のお父さんも亡くなられてショックを受けていただけに、 死 はいつもそばにいるんだろうな、だからこそ周りの人達を大事にしなくちゃいけないんだと思った。 昨日はほとんど眠れず仕事に行って、帰ってすぐ眠くなって寝ました。 よく眠れたので良かった。 彼はまだぐっすり寝ています(笑) #坂本龍一 #大江健三郎 #死
なつみかん
生きている人間と話すのは、なぜこんなに困難で、思い掛けない方向にしか発展しないで、しかも徒労な感じがつきまとうのだろう、と僕は考えた。(『死者の奢り』大江健三郎) #GRAVITY読書部 #大江健三郎 #ノーベル文学賞 #読書 #晴耕雨読
ししゃも
素晴らしい聞き手に感動する経験は、気持ちがいい。 #大江健三郎 #インタビュー #読書