こんばんは。読書しました。ヨーロッパ史拡大と統合の力学大月康弘 著岩波新書著者の専門であるビザンツ帝国の皇帝の生き様について語られているところは興味深かったです。皇帝は、世界の秩序と安寧をもたらす統治者である。皇帝の指導原理は、神による救済の摂理である。この意識を受け継いでいたから、帝国としては長命だったのかもしれませんね。古代末期から中世にかけて、大帝と呼ばれる君主が何人か輩出されたのはなぜかという問題提起は興味深かったです。聖書にもとづく世界歴による終末思想があったようです。キリスト教文化や、ルネサンスによってリバイバルされた古典古代の哲学などが確かに、ヨーロッパの基底にあるようです。#読書 #読書感想文 #ヨーロッパ #歴史