いっぱい呑んだ〜。久しぶりに。出張2日目。原発事故による全町避難を経験し、つい一昨年に避難指示が解除されたばかりの福島県双葉町に泊まっています。未だ100余人が町内に戻り居住するだけの街で迎える夜、感慨深く過ごしています。今宵のお供は、同じく全町避難を経験した浪江町(双葉町のすぐ北側)の酒蔵、鈴木酒造の「磐城寿」。今日一緒に仕事をした同じ会社の先輩が浪江町の出身で、「地元で地元の酒を、これまた地元の大堀相馬焼で飲めるなんて嬉しいなぁ」と語りながらしみじみ盃を傾ける姿にジンときてしまいました。いい夜です。大堀相馬焼について江戸時代に相馬藩が興した窯場で、浪江町を代表する伝統工芸品。相馬野馬追で有名な相馬藩の「御神馬」を描いた「走り駒」と呼ばれる馬の絵付けが特徴のひとつ。釉薬の原材料になる陶石が放射能汚染を受け、窯元のほとんどが町外での伝統継承を余儀なくされている。震災後13年の今年初めて、ようやく一つの窯元が浪江町内に戻った。盃に走り駒ある冷酒かな#大堀相馬焼 #東日本大地震 #浪江町 #双葉町 #原発