「超こだわりのイタリアンの店」があるというので行ってみた。ランチだけど。頼んだのは「いんげんとインカのめざめ(←ジャガイモ)のリグーリア風」。リグーリアはイタリア北西部の州の名前ね。ま、食レポするつもりはないんで「超絶旨かった」。1500円程度でここまでのクォリティのパスタを食べさせてもらえるなんて最高!…なんだけど。ランチでよ?せいぜい10席程度の店でよ?注文してから料理が出てくるまで50分も掛かるってどういうことさ?いくらビジネス街の店じゃないにしても時間掛かり過ぎじゃない?注文受けてから生地手打ちしてる訳じゃないよね?ランチなんて回転数勝負じゃないの?俺だったら50分あったら近所のスーパーに買い出しに行った上でパスタ作れるぞ(仕上がりのレベルの差は認めるけど)。しかも、待ってる間中ずっと、厨房からシェフの悲鳴が漏れ聞こえるんだ。なんか「辛かったら辞めていいからね、なんなら代わってあげてもいいよ」って寄り添ってあげたくなるくらい。そんないたたまれない気持ちにさせられる待ち時間50分。当然料理が出てきてからもシェフは次の客の料理を作ってるため、食べてる間も悲鳴は続く。店にはイタリア民謡のBGMが流れてるけど、あの悲鳴をかき消すくらいの爆音の音楽にしてほしいよ。いや、こんな小さな、御夫婦たった2人で切り盛りしてるような店でリストランテの振る舞いを期待してるわけじゃない。ましてや冷食を温めるだけのファミレス並みのスピードを要求するつもりもない。味は間違いなく美味かったし、細部までこだわり抜いてるのは感じられる。でももう少し全体的なクォリティコントロールにもこだわってみていいんじゃないかな?