正しい質問や正しい回答ができない人というのは存外多いのではなかろうか。まず、オープンクエスチョンなのかクローズドクエスチョンなのかわかりにくい質問があったり、趣旨が曖昧だったりら答えのない質問であったりと、質問が正しく質問として機能しているか疑わしいことはある。あと回答者の気持ちを考えてないとか。同じく、質問に対して、斜め上のアドバイスや意見、間違った思い込みの答え、ただの感想など適切でない答えが出てくる場合もある。ここでは質問者の気持ちを考えてないとか。まぁ、質問→答えも一種のコミュニケーションなので齟齬は発生して然るべきなのではあるが、よくわからない質問やよくわからない答えをしているのを見ると、なんとも心苦しくなる。汲むべきはやはり質問者、回答者それぞれに対する意図や気持ちの部分であり、ここには相手の心を押しはかる能力が問われる。さてな、日本における教育の中では、「相手の気持ちを考えましょう」というのは、割とポピュラーかと思ったのだがそうでもないらしい。もっと共感力と解決力のバランスを考え、その場に適した質問回答ができるようになりたいものである。