このカフェはここに来る前から一人でずっと通っていて、以前の場所だと当時の男達を思い出す。ここに来てからは一人でゆったり読書をしたり、物を書いたり、たおやかな時間が流れている。特に雨の夜などほぼ人が来ないからいつもの賑わいのある空間とは別物で、少し物悲しくてそれがとてもいい。何時間物想いに耽っていても何も言われないからつい長居をしてしまう。気付けば9月。明日からまた新たな風が吹き、次の章へ。色々大変だけど、心の底から人生を楽しめるといいな。そう思う。