HE IS MY HERO #29 [LAST]#長嶋茂雄 と#大滝詠一 本月11日放映NHKの長嶋さんのドキュメントで自称ナイアガラーの私が1番熱く観たのが大滝詠一の長嶋愛の件であった。既に放映前からネット上では情報が流れていたのだが、その内容までは知らされていなかった。ゲストには生前大滝さんと親しかった音楽評論家の萩原健太と最初期の大滝さんの一番弟子であった伊藤銀次が対談していたのだが、萩原は'77リリースのアルバム『ナイアガラカレンダー』の中の♬.*゚青空のように は実は長嶋さんに捧げた楽曲だったと生前大滝さんが語っていたという初出の情報にファン誰もが驚いたのではないだろうか?この楽曲はアルバムの中でも大滝さんが目指していたウォールオブサウンドに仕上げた極めて大滝さんらしい明るい楽曲で、私などはそうした曲のよさやサウンド面ばかりに気を取られて大滝さん自ら書いた詞の方にはまるで着目していなかったのである。 この話は恥ずかしくて家族にも打ち明けられなかったというから、大半の人は知らなかったと想像出来る。1984年に『EACH TIME』というアルバムを出して以降大滝さんも長嶋さん同様長い隠居状態にあったが、1993年の山達のサンソンに出演した際に長嶋さんの監督復帰の話を聞いて12歳も若い自分が何もしないでいいのか?と自責の念を語る音源やら(個人的にはこのときの録音テープは持っている)その年のヤクルト戦のニッポン放送の巨人戦で解説に大滝さんが登場した際に誰もが予想していなかった二塁走者緒方の三盗を予想し、見事的中させている。その音源も披露されていた。 大滝さんはその日、スポニチの記者が折角だから長嶋さんと直接会えるようお膳立てしようか?という夢のような話をわざわざ断っている。ファンという分をわきまえていた人だった。 さて、このコラムは長嶋さんの面白発言ばかりを取り上げてまだまだ紹介し切れていないが、ここらで打ち上げよう。 それにしても長嶋さんの唯一無二な明るさは朝に語るのが最も相応しいとしみじみ思いながら、この項を閉じたいとおもう。 約1ヶ月に亘り、最後までお付き合い頂いた皆様に深謝申し上げますm(_ _)mニコニコ顔 しかめっ面君はお天気屋さん笑顔が欲しい ぼくの心いつでも君のもの