先の戦争を語る前に知っておかないといけない事がある。世界にはまず、第一次世界大戦で生き残った人達とその子供達の事である。あの凄惨な戦争で黒人も白人も植民地の兵士達も戦場に駆り出され日本も英国に協力する形で渋々参戦した。まだ白人至上主義が当たり前で日露戦争でも黄禍論が注目される結果でしか無かった。その中で連合軍、裏切りのイタリアと帝政崩壊したドイツとハンガリーとロシア、その他の東部戦線方面の国々を見れば第二次世界大戦がどれ程の雪辱戦に出た賭けかわかる。この一次大戦後ドイツは中国と協力関係を結んでいる。日中戦争でドイツ式の兵装を整えている蒋介石軍はかなり厄介であったが関東軍の本当の敵にはならなかった。一番厄介なのは便衣兵と云う赤色ゲリラで蒋介石軍も嫌っていた。しかし蒋介石も軍閥だ思想だと云う前に日本軍をどうにかしないといけないと思い中華対日戦線を形成し始めた。ここから赤化思想も水面化で進むのでドイツは嫌々、日本と同盟を組み始める。本当に同盟組む前のギリギリ迄ドイツは支援を止めないし同盟を組んだ後も育てて仲の良かった部隊にちょくちょく会いに行く程友情は続く。そのおかげで毛沢東が台頭した時にドイツに逃げられた国民党軍人も居たんだけど、ドイツは独ソ戦でボロボロになるので殆どが亡くなっている。西部戦線に居た人達に頼ったとも記録にある。アメリカではWW1、WW2と行ったかと思えば次はベトナム戦争で徴兵ルーレットで呼ばれる事になる。自分の子供や孫が。日本はちょくちょく細々と戦争していて総力戦は日露戦争と大東亜戦争(太平洋だけでは無いから)でしか経験していない。他国に比べれば日清、日露、日中、大東亜戦争の戦死者数合わせて500万。欧州より、ドイツやロシアより亡くなっていないんです。一億総特攻って言っててこれですよ。原爆と空襲が有っても2回の欧州大戦より亡くなってないんです。本当に日本人は上手い事戦争した方なんだけれど「餓死で死ぬ作戦」の指揮を取った指揮官は無能過ぎるので永遠に反省材料にするべきです。